こんばんは
今日は、ちょっとした小話です。
自分用の備忘録的に残しておこうと思います。
普段、僕が仕事から帰ってきても、特に出迎え等はありません。
ですが今日は、玄関の鍵を閉めていると、少し急いでこちらに近付いてくる足音が聞こえてきました。
パートナーは夕飯の準備の真っ最中だったらしく、エプロンを付けたまま、
「おかえり。」
と言ってくれました。
何故出迎えてくれたのか不思議に思いましたが、それよりも気付いたことがありました。
パートナーの髪型が変わっていました。
「髪切ったね。」
と言うと、少し嬉しそうに笑ってくれました。
いつもこの後には
「似合ってるよ。」
と言うのですが、毎回同じ感想なのも味気ない気がしました。(もちろん、毎回似合っています。)
それに、今回は少し髪型を変えたらしく、普段とは違う髪型になっていました。
なので、パッと見た時の印象をそのまま言葉にしました。
「何か、可愛いね。」
僕がそう言うと、パートナーは一瞬驚いたような顔をした後、みるみるうちに赤くなりました。
(暑くても、お酒を飲んでも、パートナーはすぐに顔が赤くなります。)
そして、キッチンの方へと消えていきました。
その変化に、鈍感な僕でも失敗したと悟りました。
可愛さを売りにしている男性ならともかく、大抵の男性は可愛いと言われても喜ばないでしょう。
いくら可愛く見えたからといっても、もう少しマシな言い方があっただろうと盛大に後悔しました。
大急ぎで後を追いかけ、キッチンへ行きました。
「変な言い方してごめん。でも、本当に似合ってるよ。いつもと違う髪型で…。」
と、釈明するかのようにだいぶ小さい声で言い募りました。
すると、パートナーがチラッと視線だけこちらに向けてくれました。
纏う雰囲気が怒ってはいなさそうなので、ひとまず安心です。
「ありがとう。」
と言われたので、僕の方もいくらか落ち着きました。
帰ってきた時のままだったので、着替えやら手洗いやらを済ませてリビングへ戻りました。
ちょうど夕飯になったので、聞いてみることにしました。
「何で今日は出迎えてくれたの?」
すると、パートナーは目を逸らしながら教えてくれました。
「髪型、普段と違う感じにしたから、何て言うかなと思って…いい感じだと思ったんだけど…。」
と言われたので、
「今回のも良く似合ってる。」
と言いました。
パートナー曰く、
「この間までの髪型より、オシャレな雰囲気になったって言われたから、待ちきれなくてつい玄関まで行っちゃった。」
とのことでした。
つまりパートナーは、普段の違う髪型を早く僕に見せて感想を貰いたいが故に玄関まで来てくれた、ということでした。
尚更、自分の失言が悔やまれました。
「ごめん、最初変な言い方して…。」
と謝ると、
「ちょっと恥ずかしいけど、嫌じゃないよ。」
と言ってもらえました。
言葉には十分気を付けなければ、と思う出来事でした。
では、また次回。