身も心も紅く染まる時…2025年の秋の雫
~北国の小さな庭から~
穏やかな陽気の東海地方から帰ってきた私は、
早速2℃の洗礼を受けました…
いや、行く前は0.9℃だったから、
2℃ならまだいいのです。
それにしても同じ日本でこの気温の違い!
東海地方では半袖の人がいたんですよ
週末、大根2本と長ネギとゴボウを持って
三八城公園を通りかかりました。
何か赤い。
あら、紅葉真っ盛りじゃありませんか!
あっ、やっぱりアメリカシロヒトリ被害で
桜の木には葉っぱがない…
右側2本の桜はほぼ幹だけ。
今年は桜の紅葉は期待できませんね。
でも、モミジは大丈夫!
築山を登ります。
上には陸奥国八戸藩初代南部直房公のお姿が。
何を見ているのでしょうか。
築山の向こう側はこんな感じ。
右側の桜の葉っぱがあれば
言う事無しでしたが、贅沢は言わない!
てっぺんはアメリカシロヒトリに食べられてしまって
すっかり禿げていますが、下部だけ葉っぱが残っています。
上部は日あたりが良く、暑いので、
北国でのシロヒトリは上から食べていくのですね。
食べていくにつれ、下部も日が当たるようになり、
段々と下に移っていく、という生態みたいです。
小さい時に遊んだケヤキ?の木も黄葉。
今年のモミジはいつもより鮮やかです。
まるで命を燃やしているような姿です。
キレイな木ばかりではありません。
ヒトリにすっかり食べ尽くされた枝垂桜と隣の桜。
一部の枝に葉っぱが残っていますが、
来年の春は大丈夫でしょうか。
公園隣の三八城神社も色づいていました。
もうひとつ近くに神社があります。
オガミ神社です。
オガミは漢字変換できませんでした
道路を通すのに
境内の木を大部切ってしまいましたが…
残った木の蔦が紅葉していました。
マチナカなのに、深山のよう(笑)
後ろに少し神社が見えています。
酷暑で虫害もひどかった今年
歩けないものたちが命を繋いで
今、燃えるような紅葉になっています。
過酷な環境の中、よくぞ頑張ったと感嘆します。
そして身近なところでの見事な紅葉は灯台下暗し。
公園が見所だなんてすっかり忘れていました。
幸せは足元にあった…的な感じがします。
忙しさにカマかけて、丁寧に身近な所を見ていませんでした。
もう少しゆっくりと生きていこうと
思わせる今年の秋でした。
視野を広くするためには、
ゆとりを持つって大事ですね。
今、体感温度が0℃だそうです。
風速23km/h。
一瞬で秋から冬になってしまう今の季節。
最後の庭仕事が待っています。
今日は君子蘭の鉢を洗って、家の中に入れないと。
もう時間との闘いなのです。
…頑張ります。













