イギリスのEU離脱がなかったらたぶん思いついてないだろうが、ビートルズの時代からジュノーリアクターの時代まで、UKのロックアーティストがインドに傾倒するのって、まさにインドと言う国がイギリス連邦の優れたメンバー国であることを暗に示してるよなあ、と、SMFで躍りながら感じた。もちろんUK音楽シーンに一番影響を与えたのはアメリカ黒人音楽(ジャズやR&B)だし、次いで中米ジャマイカのレゲエだったりするが、60年代ヒッピーカルチャーとか、イギリスはいつもインドと言う素晴らしいフィルターを通じてアジアを発見していた。そうしたイギリス連邦の覇権こそが、ブリティッシュミュージックの優位なのだなあ、と。絵画やファッションではフランスやイタリアに負けても、ロック以降の音楽文化ではイギリスがヨーロッパ大陸をはるかにしのいでいた。
 で、ゴアに対抗してタイのコパンガン島を発見するジャーマンテクノのSven Vathだったりして、大陸の方でもその後アジアを発見するのだが、やはりイギリスがEUを離脱してもやって行けると言う自信は、もしかするとこのアジアでの圧倒的な優位性にあるのではないか、と考えたりするのであった。