自分の場合、銭湯めぐりをしている訳だが、めぐったからと言ってお給料も出ないし大して誉められる訳でもない。むしろ呆れたように暇人だねえ、と感心されて終わりだろう。
 仕事に生き甲斐を見つけだすのも良い。と言うか、仕事が趣味になればお給料も上がるし、人から誉められもされよう。しかし、人生の遣り甲斐を収入に結びつけられることはそう多くはないし、そもそも好きなことが収入に結び付くのは、たまたまその趣味が収入に変えられるビジネスモデルが存在したと言う偶然に過ぎない。
 銭湯めぐりとか、もっとすごいところだと降り鉄とか、別に収入にも結び付かないし、オリンピックの金メダルみたいに賞賛を浴びるものでもない。そういうものが目標であることを私は素晴らしいと思う。
 と言うか、時代を超えて残る普遍的価値と言うのはすぐに収入や賞賛には結び付かないのが普通。そんな結果の見返りを求めるようなものは僕は生き甲斐とか趣味とか呼びたくない。