天王洲アイルからりんかい線で一本、十条へ。10/21で閉店と言う十条仲原の松の湯を目指す。十条で降りるのはちょっと久しぶり。8時を回っていたので長いアーケード商店街も多くの店がしまってます。軽く夕食を済ませ、松の湯へ。埼京線(と言うか世代的には赤羽線と呼びたい)の線路沿いですが、たたずまいは至って静か。まあ商店街から一本外れて住宅街の中、と言うのはありますが。アパート銭湯?2階に部屋があるみたいです。チップタイルで屋号を表すちょっと珍しい看板。
 番台の旦那さんに湯銭とスタンプ帳を。独特の雰囲気のある言い回し。旦那さんはテレビをご覧の様ですが、脱衣室自体は至って静か。まあお客が少ないのもありますが。見事な格天井、三枚羽根の吊り扇風機は夏場は動いていたのでしょうか。で、廃業告知は見たところ浴室入口一ヵ所だけ、タイトルとあわせてたった3行の短いもの。設備老朽化が理由なのは分かりました、しかしずいぶんとあっさりした告知で、苦悩の選択と言うよりも実は以前からやめたかったけど設備老朽化で踏ん切りがついたような印象。
 浴室へ。湯道具はケロリン桶とクリーム色楕円形座椅子、黄色丸座椅子もあります。先客は二人かあ、雨が降り始めたせいもあるだろうけど、ちょっと寂しい。
 島カランは1列、カラン数は右側外壁側から7・7・7・5。左側女湯側カランは立ちシャワー風パーティションで分けられています。他のお客は皆パーティションカランに集中してるな、自分だけ外壁側。
 ペンキ絵は中島さん、女湯にまたがる大きな富士山、男湯側は川の水が浴槽に流れ込む構図。
 浴槽は3槽。右側浅湯は背中バブル3人分。中央は座風呂2人分。左側深湯は床バブル。湯温は44度近くある熱湯、やはり古い風呂屋はこうでないと。あれ、ボイラー室への扉はあるのに通路がないじゃん!どうなってるの?よく見たら、なんと女湯側への扉があるではないか!と言うことは女湯側ボイラー室扉から出入りするのね。まあ確かに考えてみれば、男湯女湯両側にボイラー室への扉がある必要はない(笑、もちろん女湯側への扉には鍵がかかっています)。でもこういうのって男湯側を通れるようにするものでは?
 湯上がりは森永コーヒー牛乳100円。なんと上がる頃には男湯客は自分1人!雨音がかなり激しくなってきたせいもあるでしょうが、実際には老朽化だけの原因てはなく、経営自体厳しかったのかも。個人的にはこの静かで昭和チックな空間はたまらなく好きではあるのですが。
 帰りは雨音の通り、かなり降りだしてました。東十条へ向かう、赤羽線の仲原踏切、自転車が通るのがやっとと言う狭い踏切が23区内にあるなんて信じられないなあ。十条駅より近かったかも。日暮里経由で北区、もとい帰宅。