なぜ上手くいかなくなり、最初と変わってしまうのか? オクターブの法則 | 占星術師 Dee Nakagawaの使える占星術 

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どれを選択し、どう展開すれば道が開ける? それが分かるのが占い
鑑定で説明しきれない占い活用法、blogでご紹介します

占星術師のDee Nakagawa(ディー・ナカガワ)です。

 

原宿占い館塔里木(タリム)での対人鑑定しております。

 

電話占いヴェルニで電話鑑定してます。

 

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あけましておめでとうございます!
 
年始、挨拶してブログも稼働するはずでしたがそうもいきませんでした。
年始は私は親族達と恒例の食事会でアクシデント、怪我しました。
対面鑑定は無理になりましたので、年明けはヴェルニのみで鑑定させていただきました。
 
スムーズにいかない時ってあります。
場合によっては人生にも関わる重大時になったりします。
 
実社会での多くの人達の人生で方向性が変わってしまったり、目標達成の挫折は頻繁に起こります。
そういう不測の事態や目標達成の流れの停止に対して、多くの場合私たちはなすすべがありません。
 
改めて考えると、どうしてそのようなことが起きるのでしょう?
 
個人だけではなく組織でも、脱線に近い路線変更が起こったり。
 
これは ※例① として後述もしますが、
例えばですが、保守系の政治政党団体が資金繰りに困り始め、外国からの資金主体で運営するようになり、資金提供先の国に都合がいい法案を押す団体に変貌してしまったりする。
そうなると保守層の支持者達にとっては、味方と思っていた団体のはずが、外国資本で動く敵団体にすらなります。
そうした場合、元々の支援者たちは嘆きます。
「話が違う!」とか「何時からこうなってしまったのか?」とか。
最初に掲げられていたイデオロギーから逸脱し敵側に回る訳ですから、まるで脱線したようなものです。
 
しかしこういったことは、今の民主主義の幾つかの国々で実際に起こっています。
下記は危なかった例です。
 
「何時からこうなる」というタイミングは存在します。
またそこで取るべき対応というものも、あるかもしれません。
 
これを最もはっきりした形で最初に言ったのはグルジェフです。
グルジェフの言うところの「7の法則(オクターブの法則)」で、そのことについて言及されています。
彼は地球上に大きな影響力を及ぼしている様々な力の性質について、言及しています。
 
占星術ではその人の人生の時期的な特色やバイオリズムは見ますし、タロットなどでは心理学の共時性に基づいた事態の解明と対応策を出していきます。
しかしながら物事の進行中の大きな転換点をどう捉えるかについて、現実的で有効な説明ができるのは「オクターブの法則」をおいて他には無いと私は思います(法則自体は占術ではありません)。
 
私たちの内発的な意思、願望の実現を現実に通すことは難しいものです。
それは私たちが外部、自分の外側の世界からの影響ばかりをたやすく受けてしまう存在だからです。
仕事が上手くいかなくて、愛が上手くいかなくて、お金が無くなって、夢がかなわなくて、自分ではどうにもできずに悲嘆する、私たちはそういう存在です。
 
人生そのものが、私たちは完全に受け身です。
空海曰く
「生まれ生まれ生まれ生まれて生の始めに暗く
 死に死に死に死んで死の終わりに冥し」
 
生まれる時も死ぬ時も私達は全く分からない。
生きて意識があると思っている時に自分の思うようにしてやろうと思っても、そう簡単に物事を変えられる訳ではないかもしれない。
 
以前にもお伝えしたのが、私たちはまず存在し、その存在している感覚器官や脳によって自分の感覚や状況を認識するので、存在することや出来事が私たちの考えや気持ちよりも一瞬先に起こってしまっています。
これを変えるには、認識したことに対してどうリアクションを出すかにかかってくるのですが、それが難しいことは想像しやすいのではないでしょうか。
 
特定の業界で2世3世が増えていくことも、先代に既に外部環境が起こりある程度整っているやり易さがあるからですよね。
自分が道を切り開く側になると、外部の影響を誰もが受けて簡単に方向性は変わってしまう。
受け身で生かされている状況自体に反旗を翻すに等しいことで大変です。
 
話をオクターブに戻すと、音楽のオクターブとは7つの音階がありますが、それは必ず1音おきに並んでいる訳ではありません。
オクターブを音の振動の段階と考えると、ド・レ・ミとソ・ラ・シの間には2音階の半音があり、ミ・ファとシ・ドの間には1つの半音で進む。
つまり
ドーレ
レーミ
ファーソ
ソーラ
ラーシ
という進行になります。
エネルギーであれば1音少ないので加速してくれるポイントにでもなりそうなものですが、これは振動数。
ファ→ソとシ→ドの間で現実に起こることは、ドで始まった増加の方向の転換になります。
ですので物事を始めても、ド→レ→ミとソ→ラ→シの間では問題なく進みます。
しかし、グルジェフによるとファ→ソとシ→ドの間で現実に起こるのは元の進路からの脱線であり、ある角度をもって「下降する」進路変更が起こるという事なのです。
 
下降の図解が、

 

 

 

 

 
これが何度か続くと、先に上げた ※例① のような状況が組織的にも起こります。
オクターブの例でいうとこうなって、出だしと現状が反対方向に反転します。
 

 

最初に言っていたことと全く逆の活動をする。
理想は最初のままだが、内容は反転した個人・団体・集団は、こういう風に進行してできる訳です。
「言う事とやる事が正反対」の人間の出来上がりです。
 

オクターブの法則の参考本。

日本語訳が分かりずらいので、英訳読めればその方が良いかも。

 

 

 

 

 

これらの影響から人間が抜けられる可能性はほとんどなく、自身の人生をもって学習していくしかないでしょう。
まずはオクターブの法則による転換点を分かるようになること。
これは多くの大人は何となく分かる、感じる人は、少なくないと思います。
こうするしか業界で生き残れない時とか、事故にあって方向転換を余儀なくされるとかいった時などもそうです。
 
私のような「正月に怪我した」程度でもオクターブの小さな変化には違いなく、実はそのためにこういう記事を書いています。
グルジェフによればオクターブの変化を妨げられるようにするには、オクターブの変化で方向転換する要素に意識的に「付加的ショック」をぶつける必要があるとのこと。
 
このオクターブによる変化は、もの事が進行してエネルギーが大きくなるほど起こる出来事も大きくなります。
グルジェフに至っては、ロシア革命と同時期にロシアでグループを起こし、革命を横目で見ながらワークを指導してきたような人です。
今でいうと、ISISの支配していたシリアでスピリチュアルのグループをやったようなもので、普通ではありませんでした。
ですので起こることも致命傷に近いような事ばかりです。
中央アジアで3度流れ弾に当たり死にかけているし、フランスでは交通事故でやはり死にかけています。
その度に当初描いた目的への到達の仕方を、不可能になった物は捨て(自身が起こした『人間の調和的発展のための学院』というスクールまで捨てた)、自身しか治療できない妻の治療(当時ガン治療出来たのはグルジェフによる催眠治療だけだったと言っている)を継続出来なくなり亡くしたりと、犠牲になったものも半端ではありません。
また目的は据え置きのまま、方法論を変えることもありました。
そうして根本的な目標達成への継続はなされた訳です。
 
このままでは当初の目的に沿った達成の仕方が出来なくなると感じたり、アクシデントチックな何かに見舞われてどうしていいか分からないとでもいった時には、オクターブの変化は疑ってもいいかと思います。
そのために出来ることがあれば、やってみることをお勧めします。
占術はその方法を知るために、役立つことがあります。
 
運命に巻かれてなすすべがないから、それに沿って生きる“Let It Be”的な価値観も否定はできません。
ただ、意味は失ったが上手くやったという人生を送っても、多くの人の人生目的は深層心理的には成功自体が望みではないので、虚しくなるのではないでしょうか。
当初の目的と意味は最後まで持ち続けた方が良く、オクターブの変化時に誤魔化したつもりになっても、最後の間際まで自分をだますことになってしまいかねない。
短い人生を無意味にしてしまう事にも繋がりかねませんので、私としては気を付けることをお勧めします。
 
 
オクターブを円形で表すと、
 
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ミとファの間、2と4の間に3が。
ソとラの間、5と7の間に6が。
この3と6が付加的ショックにあたり、ここに「付加的ショック」を意識的に付け加えないと円が途切れてしまいます。
 
これにグルジェフのエニアグラムを当てはめると、
 
image
 
こちらになります。
グルジェフのエニアグラムは、グルジェフ以降に出てきた意味不明の性格判断のエニアグラムとは全くの別物。
こちらはオスカー・イチャーゾがでっち上げたエニアグラム解釈です。