これらの影響から人間が抜けられる可能性はほとんどなく、自身の人生をもって学習していくしかないでしょう。まずはオクターブの法則による転換点を分かるようになること。これは多くの大人は何となく分かる、感じる人は、少なくないと思います。こうするしか業界で生き残れない時とか、事故にあって方向転換を余儀なくされるとかいった時などもそうです。私のような「正月に怪我した」程度でもオクターブの小さな変化には違いなく、実はそのためにこういう記事を書いています。グルジェフによればオクターブの変化を妨げられるようにするには、オクターブの変化で方向転換する要素に意識的に「付加的ショック」をぶつける必要があるとのこと。このオクターブによる変化は、もの事が進行してエネルギーが大きくなるほど起こる出来事も大きくなります。グルジェフに至っては、ロシア革命と同時期にロシアでグループを起こし、革命を横目で見ながらワークを指導してきたような人です。今でいうと、ISISの支配していたシリアでスピリチュアルのグループをやったようなもので、普通ではありませんでした。ですので起こることも致命傷に近いような事ばかりです。中央アジアで3度流れ弾に当たり死にかけているし、フランスでは交通事故でやはり死にかけています。その度に当初描いた目的への到達の仕方を、不可能になった物は捨て(自身が起こした『人間の調和的発展のための学院』というスクールまで捨てた)、自身しか治療できない妻の治療(当時ガン治療出来たのはグルジェフによる催眠治療だけだったと言っている)を継続出来なくなり亡くしたりと、犠牲になったものも半端ではありません。また目的は据え置きのまま、方法論を変えることもありました。そうして根本的な目標達成への継続はなされた訳です。このままでは当初の目的に沿った達成の仕方が出来なくなると感じたり、アクシデントチックな何かに見舞われてどうしていいか分からないとでもいった時には、オクターブの変化は疑ってもいいかと思います。そのために出来ることがあれば、やってみることをお勧めします。占術はその方法を知るために、役立つことがあります。運命に巻かれてなすすべがないから、それに沿って生きる“Let It Be”的な価値観も否定はできません。ただ、意味は失ったが上手くやったという人生を送っても、多くの人の人生目的は深層心理的には成功自体が望みではないので、虚しくなるのではないでしょうか。当初の目的と意味は最後まで持ち続けた方が良く、オクターブの変化時に誤魔化したつもりになっても、最後の間際まで自分をだますことになってしまいかねない。短い人生を無意味にしてしまう事にも繋がりかねませんので、私としては気を付けることをお勧めします。オクターブを円形で表すと、ミとファの間、2と4の間に3が。ソとラの間、5と7の間に6が。この3と6が付加的ショックにあたり、ここに「付加的ショック」を意識的に付け加えないと円が途切れてしまいます。これにグルジェフのエニアグラムを当てはめると、こちらになります。グルジェフのエニアグラムは、グルジェフ以降に出てきた意味不明の性格判断のエニアグラムとは全くの別物。こちらはオスカー・イチャーゾがでっち上げたエニアグラム解釈です。