月星座との向き合い方、ヘンリー王子の月(ダイアナ) | 占星術師 Dee Nakagawaの使える占星術 

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占星術師のDee Nakagawa(ディー・ナカガワ)です。

 

原宿占い館塔里木(タリム)での対人鑑定しております。

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私はイギリス好きですが、元英国王室のヘンリー王子の反王室状態がすごい事になりました。

 

 

英国ファンには悪夢の展開。

 

エリザベス女王のコメントも一般的な日本語訳とは逆で、原文では二人に対し厳しいコメントです。

英国王室がよく使う、京都風のタテマエ的なコメントからすら怒りが滲むようです。

 

 

 

取り返しが付きません。

 

ヘンリー王子は昔からスキャンダラスでしたが、

 

 

 

 

今回はレベルが違います。

 

ホロスコープでヘンリー王子を見ます。

この人の場合、心理占星術を使います。

心理占星術はユング心理学などと関連付けて、人の内面のデリケートな部分まで探るものです。

 

内面的問題で人生を壊すのは勿体ない。

人間の心理、内面は上手く汲み取らないと、人生や周囲の環境も破壊することがあります。

 

 

ホロスコープ

1984年9月15日 -16:20h

(今回ハウスとカイロンも出したかったのと、ロンドン時間と夏時間があるためこのホロスコープ)

 

 

 

先日の高額ギャラで受けたというTVインタビュー。

印象に残ったのがこちら。

 

陥れられていたと話しているのは、自身が抱えている葛藤かもしれません。

 

心理占星術で使う、ヘンリーのトラウマを表すカイロンは5ハウス。

創造、娯楽のハウスですが、心の発達でみると子供時代から自己表現が抑えられる。

英国王室なので制限がきつくて当然ですが、彼は火星射手座のやんちゃ坊主。

それが自分が王室に陥れられ自己表現が抑えられたと人のせいにしたとすると、他の人達も同じ目にあっていると考えるのは容易です。

子供時代の魂の傷はその後の、特別扱いや愛されたい、という承認欲求に繋がりやすい。

今回の彼の言動や行動はそのままです。

全てが奥さんメーガンの影響という訳ではなく、彼の癒やすべきだったトラウマがメーガンとの結婚である意味開花したと見れます(メーガンのホロスコープは見ていません)。

 

さらに目を引くのは、牡牛座4ハウスの月。

月は母親、そして感情。

彼は母ダイアナ妃の影響を、感情的に強く受けていそうです。

上記リンクのインタビューも、母ダイアナ妃が王室とバトルしていた時代に語った言葉だとしても、違和感ありません。

4ハウスの月は、人格形成に初期の家庭環境と母親が影響します。

彼は個人的には今も家に関心があるはずで、隠れ家的な一種の聖域なのです。

その上での月が牡牛座なので、彼は家庭、母親に所有されたかったともいえます。

そうすることで彼も母親を所有できたのですが、その母は家からいなくなり、事故死した訳です。

牡牛座は親切で優しい星座ですが、本気で憤るとその後に許すという事は稀です。

 

家や母親への繋がりにこだわる彼に、さらに決定的な影響を及ぼすのが月とトラインの8ハウスの太陽。

8ハウスは一族や相続の場所で、王室は最上級の8ハウスといえます。

王室にいれば太陽本来の力を発揮し、精神的にも物質的にも遺産を受け継ぎ、ホロスコープ本来の位置に居ることが出来た。

それが母親の死で、太陽本来の場所に対する不信感は増した。

4ハウスの月のダメージと5ハウスのカイロンが、8ハウスの太陽に影を落としたと言えます。

 

8ハウスは死と再生も表し、今の彼をプログレスで見た場合のバイオリスムもここにあるので、王室の王子という地位を破壊し、反王室の元王子としてアメリカで再生しようとしています。

彼とメーガンを焚きつける勢力はディープ・ステートなので、王室と反対側に回ってしまった状況。

 

彼はおそらく、王室への復権は何らかの形で目指すかと思います。

太陽が一族相続の部屋にあるので、離れる訳にはいかないのです。

2022年いっぱいなら、また仕切り直し(王室復帰)という可能性はありますが。

2023年頃から2025年までは仕掛けそう。

社会的なピークが2024年頃。

ただ2024年頃には天王星が土星と月にのり、ドラゴンヘッドも5月前後に開くので、ダイアナ妃のこともあるし注意が必要な時期かもしれません。

一連の流れが終わり、心機一転できるのは2028年頃です。

彼の不幸は単純に地位やお金の問題だけではなく、本質的なものだと私は思います。

 

彼に影響を与えた母親が問題なければ、どうなっていたでしょう。

元々乙女座の潔癖さもあるし、人をいい意味で変えようと気を利かせる人だし、やんちゃでも心優しいのです。

ASCなど見ると、軍人の家系など合っていたかもしれません。

 

アルメニアの神秘主義者G・I・グルジェフが言い始めたのですが、

「月」は人間のネガティブ(否定性)を食料にしています。

月は人目を引き人気もありますが、それは太陽のように熱と光を与えるのではなく、悲しさや寂しい美しさで目を引きます。

太陽は陽気に与えっぱなしで、月は反射する。

同じ天体でも反対。

月と太陽が共生できることはなく(日本の皇族の方でもそういう事を言った人いますが)、月が太陽に近づくと焼かれます。

共存できるのはせいぜい月と地球なのです。

 

月には陰があり、「ダイアナ」は月の女神という意味。

日本の童話「かぐや姫」も儚く、すぐに月に帰ってしまいました。

ヘンリー王子が影響を受けたダイアナ妃は、そういう人の一人だったのです。

帰っていく人が、この世の人を所有する訳にはいきません。

すると彼の感情も、ダイアナを所有できなくなってしまいます。

彼はどこかでダイアナ妃の人生を肯定的に認め、大人(自分自身)になった方が良いでしょう。

ダイアナ妃の死は彼の悲劇ですが、多くの人の心を動かす人生でもあったし。

 

彼はメーガンさんを大事にしていますが、メーガンさんが彼を所有してくれる事が大きいのだと思います。

月牡牛座でトラウマに動かされる人は、そうしてくれるなら自分も家族を所有できます。

ですのでお互いウィンウィンなカップルかもしれませんが。

 

月(感情)はきちんと向き合った方がいいです。

人によってはトラウマを刺激し、大ごとに発展するケースも有ります。

自分の月の扱いがわからない、という人は占い師に相談するのも良いかもしれませんね。

 

 

 

 

 

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