占星術師のDee Nakagawa(ディー・ナカガワ)です。
原宿占い館塔里木(タリム)での対人鑑定しております。
http://uranai-tarim.jp/teller/profile/147
電話占いヴェルニで電話鑑定してます。
今日は土星について。
今年は土星と天王星のスクエアが3回あります。
2月18日がそうでしたが、多少の時間差は出ます。
下記でまた戦闘は始まると書いていたんですが、アメリカのバイデンは昨日シリア空爆したと発表しました。
この後のポイントが6月、12月。
戦闘がステップアップしたら今年のクリスマスもどうなるか。
そんなこんなですが、
今回のスクエアの片方の星、土星。
個人と関わりが重要な星でもあります。
ですので、こちら今回見てみたいと思うんです。
ホロスコープを読む時に、影響力の大きい土星。
これまでブログでも何度か書いた山羊座、その守護星は土星です。
山羊座から土星の役割も想像がつくかもしれません。
土星はホロスコープから導き出せる時間、制限、決定、ガードに大きな影響を与えます。
ホロスコープの土星とはどんな星でしょう?
ローマ神話で出てくる農耕の神にサトゥルヌスがいます。
非常に心配症です。
心配し過ぎて自分の子供を食べてしまう。
自分の胃袋に入れてしまえば安心という訳です。
子供に干渉し続けないではいられない親御さんもいらっしゃいますが、サトゥルヌス・コンプレックスとでもいった感じかもしれません。
ゴヤの絵が有名ですが怖い絵です。
(※wikiより)
これほど心配性なので、厳格だし秩序を求めてくる。
そしてそれは決定なのです。
人生計画を管理して欲しいから。
友好的に使えれば、頼もしい星です。
例えば山羊座の守護星は土星。
以前に書いた山羊座のデヴィッド・ボウイや坂本龍一の実力を重ねる着実な仕事ぶりとか、
同じく山羊座のジミー・ペイジが時にドケチと揶揄されるのも、土星の影響があります。
ちなみに私がバイクで白バイに切符を切られる時はいつも土星が逆行しており、厳しい星です。
実力という点では、土星は必ずいつか現実化して形にします。
反省と検証も重ね、ミスをなくす。
そんな星だし、土星が個人的な星にかかっている人は他の人よりも時間がかかります。この読みはほぼ外れません。
長期的展望を持つ方がしっくりくるでしょう。
太陽がまさにサトゥルヌスの胃袋に入っているようなポジションもあります。
(太陽にコンジャンクション土星)
こういう人は極端に誰かに保護されている事もあるしブラックボックスに入ってる感じで、外部から本人が見えにくいケースもあります。
ですので、それに合った人生戦略を持った方が良い。
ちなみに、土星の蓋は天王星によって開きます。
心理占星術では土星はその人にとって大事なところで、そこを見ないと何度でも出合わせます。
何度も同じような場面に立ち会わせて、土星は本人に何をさせたいのでしょう?
「ゲド戦記」という小説があります。
内なるドラゴンと戦う話なのですが、これ土星の作用と似ています。
土星はその戦いで、その人の苦手意識を得意意識に持って行こうとします。
ドラゴンというのはコンプレックスですが、大事なのはドラゴンを殺さない事。
ドラゴンが隠しているのは、本当の自分というお宝かもしれない。
コンプレックスは大事にしないと、コンプレックスとの戦いで得られる優勢、自信といったものも一緒に死んでしまいます。
さらに踏み込むと、ユング心理学のシャドウの概念と通じてきます。
シャドウは大事なのです。
影に何があるのか知る必要がある。
精神の深い領域に入るので、河合隼雄の「影の現象学」など紹介して留めます。
愛読書でした。
女性には土星の決定力は重要かもしれません。
内なるドラゴンとの戦いに時間がかかる女性は、金星に土星がかかっている人が多いです。
しかし時間をかけた方がいい。
妊娠も土星が「決定」させることがありますし、土星はお一人様限定なので結婚相手に迷う人は土星が決めてくれるかもしれません。
自分を見つめる時に向き合うべき星、それが土星です。
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