※個人の記憶を奔放に綴った内容ですので、事実と異なる点もきっとありますがご容赦下さい。
この日をもって、2003年4月の大学卒業から続けていたアルバイトを終えた感動は計り知れず、道玄坂にあった幸楽苑でしみじみと食べたラーメンの味は忘れません。
組織作り、会場の決定、スポンサー営業、備品の調達、選手のマネジメント、ウェブの制作などやることは山積みです。毎日全員が遅い時間まで作業していましたが、充実感とワクワク感で疲労なんて全然感じませんでしたね。
FEBの活動を始めた時以来の、“ゼロイチ”を行う感覚は格別でした。
デザインも素材もフルカスタマイズで時間がかかるため、発注したのはLEGENDという名前が決まる前。なので運営会社のロゴや社名が刺繍された、いま考えれば非常に不思議なデザインでしたが、オーダー通りの出来にとても満足しましたね。
既に参戦が確定していた選手達に早速配り、練習で実際にプレーしながらの試着。
当時主流だった超オーバーサイズで、さらにリバーシブルの厚手の生地なため、かなり重量感がありましたが、記念すべきユニフォームを受け取った選手達は目をキラキラさせ、東高円寺の体育館を跳ね回ったのでした。
当時主流だった超オーバーサイズで、さらにリバーシブルの厚手の生地なため、かなり重量感がありましたが、記念すべきユニフォームを受け取った選手達は目をキラキラさせ、東高円寺の体育館を跳ね回ったのでした。
日本で最も伝統のあるストリートの大会「HOOP IN THE HOOD」が、西東京いこいの森公園で行われる市民祭りで開催され、そこに相乗りさせて頂くことになったのでした。
FEBが最初に優勝した大会でLEGENDも開幕できるなんて、自分にとってはとても感慨深かったですね。

FEBが最初に優勝した大会でLEGENDも開幕できるなんて、自分にとってはとても感慨深かったですね。

並行してその他も続々と決まっていき、スケジュールの8割程度は確定。11月12日には早くも初の有料イベントとしてクラブチッタも押さえました。とても順調です。
ここまで形になったので、開幕戦の約1週間前となる10月25日に、当時原宿「YMスクウェア」内にあったMTVが運営するカフェ「cafe STUDIO」にて、バスケ業界人向けの開幕記念パーティーを開催しました。

いつもフォーマルな金井さんを除き、揃いも揃って着慣れないスーツ姿にて大集合。まずは配布する資料をみんなで準備します。
MAMUSHIが名古屋「オアシス21」での試合出場のため不在だったこともあり、司会進行は我らが兄貴、AKIさんです。そして、この日がBLOCK ON LOCKの初陣でもありましたね。しっかりと全体リハーサルをやっていざ開場。







我々が知りうる限りのバスケ関係者をご招待し、お忙しいなか様々な分野の方が来場してくれました。
30分後に会が始まると、まずは金井さんによる挨拶と、LEGENDがいかなるリーグなのかのプレゼンテーションです。
コメントを求められた選手達は一様に顔を引きつらせながら、その意気込みを語ったのでした。
その後のLEGENDの歴史における、CHRISのコメントのイケメンっぷりと、AJのおどけコメントへの会場失笑っぷりは、この場から始まりましたね。
“技よりも表情でもっていく”がBOLの信条でしたが、すでにみんななかなか良い顔でやっています。
そして2005年11月3日、いよいよ本当に我々は日本初のプロ・ストリートボールリーグを始めます。