蟻来たりでスミマセン(´ェ`*) -4ページ目

蟻来たりでスミマセン(´ェ`*)

どこにでもありそうな小説を書いています。
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「まゆ?ねえ?」
あ。そうだ私は真由だった。
「ごめん」

奈々はちょっと溜息をつく。
「最近暗くない?」
訝しむような目。疑ってる?
「つらいことがあったら言ってね」

やっと手に入れた真由の顔だ。
つらくなんてない。

「あの子最近明るいよね」
向こうから歩いてきた私。
私の顔をした真由は笑顔だった。



11/21「取り替えたんだけどな」

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いつもの朝。いつもの匂い。
トーストが焼けて目玉焼きが焼けて。
いつものように新聞が座っている。
「おはよう」新聞からは父の声がする。
たまにする咀嚼する音。テレビの音。
ニュースを読むアナウンサーの声。
私はゆっくり椅子に座りながら言った。
「昨日、告白されたよ」

その瞬間新聞は父に変身した。



12/1「逆さまだよ」

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「オゾン層を作る事に成功しました」
カメラのフラッシュ。画面には得意げな顔をした男。
「これで地球温暖化は止められますね」
記者の声に男は微笑む。
またか。
この男も何ヶ月か後には謝罪会見をするんだろう。
外は真っ暗だ。
窓 には緑色の幕ができている。
また降りそうだ。
今日で何度目かのアオミドロ。



12/3「発明はいつになる?」

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駅までの道は今日も無人だった。

「真っ白な世界に薄い明かりがお化けみたい。」

そう呟くとギュッギュと靴は笑った。

指は先っぽまでアイスだ。

なめるとちょっと塩味がする。

顔を上げると青く剥けた空が見えた。

「あの雲の裏側には何があるの?」

靴は答えない。

そしていつまでたっても電車はこなかった。



12/3「12月の旅人」