140novel投稿より(3月) | 蟻来たりでスミマセン(´ェ`*)

蟻来たりでスミマセン(´ェ`*)

どこにでもありそうな小説を書いています。
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そこには風船が溢れていたよ。


黄色、すっごく色んな色をした風船たちは

その建物に入って行く。

毎朝、決まった時間に。


その建物には、色んな針が落ちているんだ。

その針を避けきれずに割れてしまう風船もある

建物の中で、しぼんでしまう風船もある


でも

君は空高く飛びたかったはずだよ。


君にとっては、今はその建物が全てみたいに思えるかもしれない

けれど、世界はもっと、ずっと広いよ


その事を忘れないでね。



(3/22  140novelへの投稿に加筆)




ぼくは、何の為に生まれたんだろう?

誰かに必要とされるんだろうか?


雪が溶けた。

ぼくは皆の制止を聞かず外へ出た。

「春だ!!」

まさかそれがぼくの最後の言葉になるなんて。

次の瞬間、ぼくはこの世から消え去った。

彼の血となり肉となったのだ。

そう、彼、鷹にはぼくという餌が必要だったんだ。





3/25  140novelへの投稿に加筆)





君は何故、僕の気持ちがわかるの?

嬉しい時、君を見ると君は微笑んでいる。



悲しい時、君は泣きそうだね。

そして君は僕を見る。

何故?何故君はずっと僕を見ているの?

僕のことが好きなの?

僕が手を振ると君も手を振る。





「何やってるの?」お母さんの声だ。



「いい加減、鏡で遊ぶのはやめなさい」





(3/26  140novelへの投稿に加筆)




あなたが私を家に連れてきた日、

あなたは私をうっとりと何時間も見つめていたわ。

そしてあなたは私の写真を撮ってくれた。

私の微笑がわかるかな?

「よかったわね」

あなたが私のそばを離れた後、話しかけられたの。

「ずっと大事にしてくれるよ。」

・・私は、あなたにもらわれて、よかった。






(3/27  140novelへの投稿)





目が覚めると、今日も見知らぬ部屋。

薄汚れた白だったカーテン、男はベッドで寝ている。

私は何日ここにいるんだろう?

男の部屋は散らかっている。

丸めたティッシュが床に落ち、

テーブルには箸の刺さった食いかけのカップ麺。

勘弁して欲しい。

ああ、早く帰りたい。。

・・・7泊8日、それが私の契約だ。



(3/28   140novelへの投稿)







いつのまにか、私のポケットには虫が住みついたの

いつからかわからない

気がつくとそれは、たまにポケットから顔を出す。

そのたびに必死でそいつをポケットに押し込んできた

私はこの虫が嫌い

でも、いつかこれに負けてしまうかもしれない

それが怖いの

負けないためにはどうしたらいいですか?





[3/29   140novelへの投稿一部加筆)







暗い、何も見えない、ぼくは目隠しされてるのか?

ここはどこだ?

・・・あぁ、思い出した。

昨日の夜、ぼくは黒い袋に入れられ、ここへ連れてこられたんだ。


・・・ビリ・・誰かが袋を開けた。

そしてぼくをつかみ外に出した。

もう1人いるみたいだ。


ぼくをつかんだ男は、言った。


「先に読んでいいよ」





([3/29  140novelへの投稿一部加筆訂正)




声にならない声がした後、私にはがいっぱい付いていた。

ポタポタと、は私の体から滴り落ちていく。

男は震える手で私の体を丁寧に拭いた・・・・。


私はこんな事の為に生まれたんじゃない。

温かい家庭、幸せな料理を作る事を夢見ていたのに。

・・・そして男は私を捨てた。



(3/29 23:59 140novelへの投稿)




ようやく治ってきた傷は、

瘡蓋になると、なんでこんなに痒いんだ。

そして私はひっ掻いてしまい、また瘡蓋はやぶれる。

あいつと別れて半年が経った。

その心の傷も瘡蓋と同じだ。

やっと治りかけたのに、なんでまた現れるの?

そして私はまた瘡蓋を破る。

傷跡が酷くなるのがわかっているのに。



(3/31 14:42 140novelへの投稿)