3月に出会った君に | 蟻来たりでスミマセン(´ェ`*)

蟻来たりでスミマセン(´ェ`*)

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そこは閉ざされていた。

窓は一つもなく、ドアはコンクリートで固められていた。

誰が最後につけたのか、灯りがついていたが、電球が寿命を向かえようとしていた。

いつからだろう?この地下室に水が現れたのは。

水はどこからやってくるのか、次の日、また次の日と増えていった。

その水は徐々に地下室を覆い、床に残された思い出は

いずれはすべて濡れ、そして腐っていくのだろう。

外はもう春が近い。

木々は芽吹き、植物たちは緑色の息を吐き出す。

しかし、ここは地下室。

厚い壁に覆われて音も聞こえないそこでは,その事を知る事はできない。


だが、ある日。

ミシミシと壁にひびが入り、光の線が地下室に降ってくると、いつの間にか、水も消えていた。

そして地下室の天井が崩れた時、そこには光が満ちていた。


そして君は目が覚めるのだろう。


「おはよう」