『博士と彼女のセオリー』は先日、亡くなられたホーキング博士の半生を描いた作品である。

ホーキング博士を演じたのはイギリスの俳優エディ・レッドメインで、
彼は映画『リリーのすべて』でも性同一性障害の難しい役柄を演じており、役に徹底して、作り込む演技は観るものを映画の世界に引き込む魅力がある。

この映画は恋愛フィクションではない。浮気もすれば離婚もするし、次男は浮気相手の子供かもしれない。

決っして美談ではないのだ。
しかし、彼ら夫婦には美しい時間も存在した。宇宙と人間は複雑なのである。

どんな恋愛や結婚生活にも、大きく言えば人生にも、あの時が良かったという時間が必ずあるはずだ。きっとこの映画のラストはそう思わせてくれる。



この映画の中で、ホーキング博士は、どんなに不運な状況でも、生きている限り希望はあると言っていた。

ホーキング博士にとって「希望」とは何だったのか?それは恐らく「宇宙」そのものなのである。

博士を持ってしても「宇宙」は解明されていない。
しかし、彼は自分の人生を持って「希望」を証明したのではないだろうか。




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