この作品の題材となった死者の日は日本でいうところの、お盆に似ているがメキシコではラテンのノリというか、とにかくお祭りに近い感覚である。

家族向けの作品ではあるが、大人が一人で観に行っても感動できる物語で、骸骨のコミカルな動きは見ていて楽しいし、死者の世界は美しく、観る側を飽きさせない展開は素晴らしい。

タイトルにもあるように物語が進むにつれてオチがわかってくるのだが、それをわかっていたとしても泣いてしまうのである。ココおばあちゃんの表情は忘れられない…


「尊い人を思い出すということの大切さ」
この作品から学べることは亡き人に対する考え方である。

死者の世界では、死者のことを現実の世界で覚えている人(その人について語れる人)がいなくなると死者の世界にも存在できなくなり、完全に消えてしまう。

純粋な子供たちが観ればどう思うだろうか?
子供たちは、お爺ちゃんやお婆ちゃんが亡くなっても忘れずに、または自分の子供に祖先を語り継ごうとするのではないだろうか。

こうして命の数珠つなぎができ、一つの家族になることの大切さを自分はこの作品から学べたような気がする。

死者を弔い、思い出し、語り継ぐという文化は人間にしか存在しない。それは胸を張って素晴らしいといえることだ。


いつか自分が死んで、自分を思い出し、語り継いでくれる人はいるのだろうか…
自分は死者の世界ですぐに消えてしまうんじゃないだろうか…

独身の私は、婚活ではなく死者活を始めようと決心した。



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