半兵衛麩
の言葉!
『先義後利』
京都に
半兵衛麩
という生麩や湯葉を製造販売している会社がある。
創業300年を超える老舗で、当主第11代玉置半兵衛である玉置辰次会長、玉置清治社長が経営にあたっている。
この会社には創業時から守られている家訓がある。
それが、
先義後利(せんぎごり)
なのだそうだ。
義を先じて、利は後とする、という意味だ。
後ろめたいことをせず、正々堂々と商売をする、利益は後からちゃんとついてくる、ということだろう。
戦中から戦後にかけて、麩の主原料である小麦粉が統制品になり、必要な量を入手できなくなった時、戦後の物資不足で小麦粉が手にはいにくくなった時、他の業者が闇物資の小麦粉に手を出しても、半兵衛麩は闇物資を一切使用しなかったのだそうだ。
製造に必要な釜なども戦時中は軍に徴用され、戦争が終わった時には家庭用の鍋釜しかない状態だったそうだ。
玉置会長はそこから発想を転換し、手作りで品質を重視したもの作りを行った。
それで昔からの顧客が戻り、品質の良さを武器に料亭やお寺への販売に加え、高級スーパーや百貨店への販路も開拓し、現在の業績の基礎を作り上げている。
