このタイトルがセンスないな
原題の「青い門」の方がしっくりくる
この映画は簡単にいうと
「モラル」って・・・
っていう話で
それを、性ということを介して解りやすく描いているのかなと・・・思いましたが
実は(これは後で書きますが)
先ず
女優がいい
イ・ジウンさん
か細くて・・・でもエロい
謎の女
何かを背負っていて芸術的
この女優さん
残念です。
こういう女優さんってなかなかいないんじゃないかな。
あとは
イ・へウンさん
イ・ヘウンの完全ガイド|出演ドラマ、映画、年齢、身長、インスタグラム
顔が・・・違うのかな・・
役どころはまぁ健康的で
彼氏もいて
順風満帆な大学生で
でも、実家が売春宿で貧乏
同じ食卓に同じ年の売春婦がいる
彼氏が盛りのついた犬状態
でも、守りたい処女
もうこの二人の設定だけで何かが起きそうな感じですね
ここに、ヘミの彼氏、お父さん、弟、海にいる青年、ジナの元カレなど
そういう男どもがやっぱり漢丸出しで
90年だの映画でいいなーーーって思います
あの質感とかがなんか懐かしくて。
凄く心地のいい映画なんですよ
起きていることは結構バイオレンスだったりするんだけど・・・
・背景
この1998年って
韓国がまだ発展途上っていうか、成長中だったころですよね
やたらとプラスチック製品が目立つっていうか。
貧困国にありがちな、安っぽいプラスチック製品が多い
ゴミもそこらへんに転がっていて、海辺に椅子が捨ててあってそれに座って寝るっていう
背景は
1997の通貨危機からなんとか復興していこうっていう頃ですよね
中小企業とかがバンバン倒産して、っていうかIMFがさせて
貧乏な人はとことん貧乏になってしまうっていう
だから、「勉強しなさい」っていう描写が結構出てくるんですけど
でも、結果
ここから韓国の巻き返しが始まるんだけど
こと芸能に関しては、2002年冬ソナとか韓流っていうのが日本でも流行りだしたり
HIPHOPなどの音楽も盛んになってUSでも受けるようになったりと
そういう時代の丁度その入り口っていうか
IMFのから借金をして
国家が破産する日 : 作品情報・キャスト・あらすじ・動画 - 映画.com
このころで
1997年に韓国がデフォルト寸前となってしまった理由は | 茶山(さやま)の関心事セット
という様々なことが起きていたころですね
国が大変だっていう時に・・・っていう
でも、人間の根幹は何なのか?
勉強なのか?芸術なのか?
あれ、韓国そのものなんじゃないかな?
って思いましたね。
この二人の若い女子は手を組みますね
勉強も芸術も大切で
ピンチを乗り切るにはこれしかないんだ!!っていう
身体を売ってでも、身を切り裂いてでもなんとか乗り越えたら幸せがまってるんだ。
そこにくる、あのヤクザの彼氏がIMFで金をむしり取っていくだけど
そう考えるとしっくりくる
そういうメタファーがあったんですね。