【ネタバレ】映画『市子』結末はどうなる?杉咲花が演じる“市子”とは一体どのような女性なのか?徹底考察 | FILMAGA(フィルマガ) (filmarks.com)
市子はなぜ失踪したのか…? 「虹」に隠された重要な意味とは? 映画『市子』徹底考察&評価。杉咲花主演作をガチレビュー (eigachannel.jp)
amazon primeで観ました
この映画は2回目が面白い
1回目ではあまり理解できなかった・・・俺バカだから
あと、逃げ出した理由が間違えてたことで変な偏見が入ってちょっと間違えた観方した。
さぁ
今ですよ
これは!!!
今Xで話題の「子育て論争」ですよ
小さい幼児が店でわがまま言って、それを聞いてくれた優しい店員さんが居たとか
どっかのスーパーで重たい洗剤を運ぶ動画とか
上げてる母親のアカウントに対して賛否両論どころか、子育て世代、クレーマー、子供連れ大嫌いアカウントなどなど入り乱れて口論してますわ。
バカバカしい・・・
あいつら
これを観てどう思うんだろう
感想としては
市子はシンプルなんです
シンプルに幸せっていう物を求めてる。
好きな食べ物は「味噌汁」
あの夕方くらいにどこからか漂ってくる味噌汁の匂いが幸せの匂い
それを求めてる
でも・・・
逃げてしまう
そこから映画が始まるんですが
やっぱり
親って大切だなと
親の選択一つで全てが決まると言っても過言ではない
インスタかtiktokかなんか知らないけど
子供使って承認欲求を満たして金も稼いじゃおうとしている親
あれは観てほしいね
お前ら市子を生んでるぞ
市子に将来っていうのが無いんですよ
花火誘われた時も
ケーキ屋やろうって誘われた時も
「いつかな」
って投げやりに答えてる
幸せの形である結婚も
最初は戸籍のことがバレるのが怖くて逃げたのだと思っていました
が、どこか違う気がして・・・
もちろんそれもあるだろうけど、もっと何かがある気がして・・・
ヒントは虹
あの壁に描いてある虹
最初と最後に鼻歌のにじ(途中で凄いシーンで母の鼻歌もある)
雨ですべてを洗い流した後に虹がかかる
「きっとあしたはいいてんき」
でも、そこにいたらいけないんだ!!!っていうね
にじの鼻歌でエンドロールって言うところで「ぞわ!!」っとしました
でも
市子は優しいんですよ
本質は
幼少の頃
男の子とキスしてたけど、クラスの女の子(山本さつき)が好きだって気が付いて
「あいつキモイ」
って言っちゃうとこ
お金持ちの女のコに服を買ってもらったお礼にたまごっちを盗んできてしまうところ
彼氏に無理やり家についてこられた時も気まずい現場を観られて引かれた時も挽回しようとして
スカートの中に手を入れようとするとこ
市子のことを好きな北君と別れようとするところ
「うち市子としていきたいねん」
あの説得の仕方が身に覚えがある
優しい女の子のふりかた
妹の面倒をずっと見ていたところとかね
沢山あるんですよ。
でも全部裏目に出て・・・
一切報われない・・・
何かが違う
どーすればいいのかわからない
っていう市子の精神状態がよくわかるんですね
俳優がいい
杉咲花さんはこれ最高の演技で
見事に思春期から大人になるを演じ切ってるし
あの、心が空っぽになるところとか
目が真っ黒になるあるシーン
あそこが凄すぎる
あと
長谷川君(若葉竜也)がいい。
これは良い!っていう言葉に尽きる
本当にいい彼氏
優しさが狂気になってる
あとね、とにかく音楽が無いです
BGMがほんのり少しだけ
基本的にセミの鳴き声・・・
暑苦しいの
で、最初と最後は海のうねり波の音っていうかウネリ
あの効果は絶大
ドキュメンタリー的な感じで
カメラも一緒に走っていたりするからガタガタになってる
「これは事実なんだぞ」
「現実なんだぞ」
っていうね。
ミステリーの怖さというか現実の事件の怖さなんですよ
そこが凄いなと思いましたね
そしてこれです↓
女性の“離婚から100日間再婚禁止”規定を廃止へ 来年4月から | NHK
本当に良かった
ちなみに
似たような映画ですが
MOTHER マザー : 作品情報 - 映画.com (eiga.com)
これもぜひ一緒に観てほしい