先ず先に
私が「好きな芸能人は?」
などと愚問を受けた場合にこう答えます
「渡辺満里奈」
オールナイトニッポン MUSIC10 - オールナイトニッポン.com ラジオAM1242+FM93 ニッポン放送 (allnightnippon.com)
あとは
「穴井裕子」
穴井夕子オフィシャルブログ Powered by Ameba (ameblo.jp)
そいういうことかな?
ただ
著名人とか有名人だたと話は変わります
坂口杏里と西村賢太です
もちろん
西村賢太は大人になってから知ったので、最初はお母さんと一緒にTVに出だした坂口杏里さんでした
一目ぼれ
でも人生いろいろで、
今は彼女は何かあるとネットニュースになるようになりましたね
自分がおじさんになった今
西村賢太さんが大好きで、先日2月に亡くなってしまい
もう、あの貫多シリーズが残すところ「雨滴は続く」のみなんです
怖くて読めません
それほど、貫多シリーズは僕の生きる勇気です
西村賢太さんは 昭和42年の小岩生まれ
近いものを感じます
その西村賢太の私小説が北町貫多シリーズなのです
実はおぼっちゃん育ちで、「根はどこまでもスタイリッシュにできている」のです
運送業を営む父親は高級外車を何台も所有する道楽者でしたが、後に「ひどく卑劣な性犯罪」を犯します
そこからの生活は一変
貫多は中卒で家を飛び出て・・・
という流れなんですが
どこまでも自分勝手で酒癖が悪く暴力的ながら小心者
非常に共感・・・いや、共鳴してしまう
あとは
仕事が港湾人足という何とも聞きなれない日雇いばかり
その様子が「苦役列車」
洋食屋さんの物語が「蠕動で渡れ汚泥の川を」
植木屋さんの物語が「やまいだれの歌」
どこの仕事も喧嘩別れ
ひたすら寂しく、女性を求めるが「勝手な岡惚れ」で悪態をついて終わり
でも、30代半ば過ぎに出会った「秋恵」との同棲が始まる
暗渠の宿
その秋恵との物語が大半を占めている
とにかくⅮⅤがひどい
秋恵はよく我慢したなと思わせるのだが、なんだか痛快さがあるのだ
これは解説にも書いてあった
解説といえば一番驚いたのが
あの
南沢奈央が解説をかいているのだ
「人もいない春」という作品で
21歳のころのアイドルタレントが。
読んでみたらすごかった!!
西村賢太はとにかく酒を飲む
飯を食う
喧嘩する
暴言暴力
人を馬鹿にする
小説も、時系列もあったもんじゃない
でも、惹かれるのだ。
それは私小説がなせる業なのか、
一番最初に魅了された田中英光に傾倒し、最後には藤澤清造の死後弟子を名乗るほどになり
心の支えとなる小説家の後覆うように自身も孤独死するという生き様がそうさせるのかはわからないが
21歳のアイドルタレントをも魅了する力があるのだ
アイドルタレントといえばデビューこそはその路線で売り出した坂口杏里
彼女もまた、地を行くタイプだ
私は女西村賢太だと思う
迷走に迷走を重ね、逮捕されAV出演から薬物疑惑
熱愛報道におなべとの結婚
そして、格闘技にも出ようとしている
いったい何がしたいんだ!!!
と言いたくなるが、否!!それが坂口杏里なのだ。
杏里道なのだ
二人に共通して言えるのが
人間力の強さ
これにつきる
だって、恥ずかしいこととか過去の失敗なんて誰でも隠して生きたい
デモ、あえてそれを見せることによって勇気をもらう人がいる
私もその一人
マイノリティーだけれども、ほんどうか?
ぼくは、サイレントマジョリティーだと思っている。
だから、こんなにも愛する人がいるのだ。
それは時代がいくら変わっても同じ
普遍的なダークヒーローが実は世の中を救っているのかもしれない
