2000年夏休み

 

アルバイトが沢山やってきた。

この年は二年目という事もあり、GWの経験を活かしだいぶ仕事を

「回せる」ようになっていた。

 

しかしハードワークは続いた。

 

朝は早出で7時くらいから働き

昼は忙しい園内を放置して一旦昼寝をする。

そして、夕方から園内の草刈とか補修作業

事務処理をして夜9時とか10時

 

休みはこの頃

月に2回くらいだった。

そんなこと令和の今ではありえないと思いますが・・・

 

しかも

残業代を見た会社側が知恵を使ってくる。

 

初め

「昇給しました」

と連絡が来て、やったーーと思ったら

一般社員も全て固定給になり、残業代などは含まれると。

つまり手取り13万+残業代が

手取り16万固定

 

そんな馬鹿なこともまかり通っていた会社であったから今ああなったんだな・・・

 

労働力を舐めている。

 

この時はもう諦めて好き勝手に遊んでやろうと思った。

 

そうこうしているうちに、沢山の中のアルバイトの中に目立つ奴がいた。

昨年レストランを引っ張っていた「舟木」

舟木が友達を何人か連れてやってきた。

 

彼らは良く働いた。

今でいうバイトリーダー的存在で、僕の部署ではないにしろ、全てのバイトに一目置かれる存在だった。

 

朝は皆酒臭いのだが、昼の混雑を馬力だけで乗り切り、夕方の清掃をして、夜のBBQまでこなしていた。

ホテルからの依頼の夜BBQはアルバイトが上がる時間は22時

そこから朝方まで寮で飲み会をする。

 

彼等とは仲良くなったので僕も毎回誘われるようになった。

 

彼らの大学は都内のK大学。

歳は少しだけ下だけど、毎回飽きない飲み会だった。

でも、必ずあるのが「罰ゲーム」

 

この時はやっていたのが

 

「スピリタス」

 

アルコール度数96℃火が付く酒

 

これを使った罰ゲームが大流行

うまい棒に浸して、食べるとか色々やった。

毎回誰かが泥酔してゲロ吐いていたし、睡魔もあってか、コップを自分で倒して酒が体にかかったのに反応して、急に平泳ぎの動きをしていて

「おい!!どうした!!」って言って起こすと。

「あ!!今おぼれた夢でした」

 

とか意識が混濁している奴とかがゴロゴロいた。でも翌日にはみんなシャキッと働いている。

 

白馬でも色々な大学生とかブラジル人と酒を飲んできたが、こんなに強い奴らは初めて見た。

中でも舟木は化け物だった。

 

将来的にこの男は、大学を卒業すると裏社会と関係を持ち、歌舞伎町へ消えていくのだが・・・

 

僕はこの頃から酒で記憶が飛ぶようになった。

まだ22歳なのに・・・

ある時は、飲んだ後に腹が減っていたのか、「ラーメン早食い」といって、袋から出したインスタントラーメンをどれだけ早く食えるか

という事をやっていたらしく、翌朝口の仲が血だらけになっていたことがあった。

 

 

そんな時一番の事件を起こしてしまう。