逢えない時間が愛を育てる。
誰が言ったか
名言である
天気の良い日である
マサーシーは都心にあるカフェのテラス席にいた
ここはとあるTⅤショーの企画で初めて彼らに会った場所である。
僕は当時サオリとう女性に振り回されていた。
いや、振り回していたのはこちら側かな。
解らないのが恋である。
とあるSNSを観察していると、そこに「だぜ」が口癖の懐かしい彼を発見した。
彼は確か僕の恋敵であり、同じ女を愛した「同士」である。
そんな彼に会いたくなって、早速約束を取り付けた。
今日は彼に会うため、最高のステージを用意した。
僕らが初めて会ったあの場所
そして、あの人
そして勿論「かずまさ おだ」のmusic
いやはや楽しみである。
約20年ぶり
ロイヤルミルクててぃーを啜っていると、向こう方から、懐かしい「風」が現れた。
エレガントな風貌の女性がこちらへ向かってくる。
コチコチとアスファルトを踏みしめてやってくる。
俺は俺でありたい
そう願った。
が叶わなかった。
サオリが来た。
20年経っているとはいえ、その美貌は衰えることを知らない。
あの時のスメルが・・・いや、当時は純粋な恋だった。
蘇る。
「よう 久しぶり」
サオリは相変わらずさわやかな「風」であった。
聴けば独身で未だ結婚もしていないようで、僕同様仕事に打ち込んでいるらしい。
ただ・・・・
僕の心は揺れていた。
サオリを感じい・・・しかし・・・どこかでユカリと天秤にかけている自分がいる。
呼び出しに応じるということはサオリもまんざらではないはず。
でも、こんな現場をユカリに観られたくない・・・・
ああ。
モテるって辛い。
そうこうしているうちに、遠くからフェラーリの音がした・・・・
学生時代金持ちだった時代に乗ったことのある音だ。
そのフェラーリは僕らの前に止まった。
「ま・・・・まさか」
降りてきたのは、「だぜ」が口癖の当時はサブキャラだったはずのあいつ「ブット氏」であった。
何から伝えればいいのか・・・・
解らないまま時は流れて・・・・