早い、速い、はやすぎる男
それが彼
名は、大きく出して薫らせると書く

今日も仕事を早く終わらせ
自宅に速歩きで帰る途中に
なかなか速い女が前方に見えた

速いものに目がない彼は
自然と女を追いかけていた…

「速いな…」

彼の闘争心を掻き立てる

200m程歩いた所で追いつき
顔をチラリと確認する

「ななみ?」

「おーちゃん?」

そこからの2人は、早かった

一目散に公園のトイレに向かって行き2人同時に多目的トイレに入った様だ

トイレの中の30秒52は何があったかは誰も分からない

ただ彼は早かった…

そんな彼のお話