2016年 パルムドール受賞

 

2020年1月日本 公開 「家族を想うとき」の前作として観ました

 

監督:ケン・ローチ 83歳

 

1時間40分

 

 

 

 

本当のヒューマンドラマはこれだ

と言わんばかりの作品

とにかく音楽が無い。

そして、淡々とつらいことばかり・・・

 

ケン・ローチ監督が、このようなドキュメンタリー的な手法で人を遠くから撮り、現実の辛さを淡々と描いていく。

監督曰く 接写をすると人物といううものが「物」となって右翼的で、行動させられる駒に過ぎないので、このような手法になっているそうだ。

 

ストーリー

ある独居老人が国からの手当てを貰おうとすると、なんだかんだ言って役人は手当を払わない。

そこへ、子供を二人連れたシングルマザーがやってきて、同じ目に合う。

ダニエルは彼女たちをほっておけず色々と世話を焼く

 

見どころ

役人がなんでもかんでも「オンライン」でと言って、ダニエルは職員の女性に教わるが、マウスの動かし方が笑いを誘うが、それこそが監督の意図したところで、こんなに日常は滑稽なんだ。笑ってしまうがよく考えてみなさい。マウスすら解らない人にオンラインがっていうシステムなんだ。というとこ。

 

隣の黒人の若い青年の偽物を中国から輸入して売る仕事をしているのだが、一般的に見れば、悪いことだけど、なんだか当たり前のように見えてくるから不思議だ。というよりも頼もしく生きている姿に見える。

 

そして、シングルマザーのケイティー

フードバンクという食料の寄付が集まるところで、缶詰を貰って速攻で空けて貪り食うというシーンが印象的

「え?? なんで?」

っと思うのだが、人間の切羽詰るっていうのは本当はこうだ!ということである。

 

 

最後に

是枝監督の「万引き家族」がこの映画にかなり影響を受けているということでした。

なるほど。「万引き家族」本当に面白かった。

是枝監督も元々はTVのドキュメンタリーの製作者であるから、うなずける。

両監督ともドキュメンタリータッチで、演者の自然な演技を引き出すことに注力している。

 

今まさにコロナウィルスで日本も同じような目に合っている人が沢山いる。

特別給付金、休業手当等本当に苦しい人がなかなか手に出来ないシステム・・・マイナンバーカード

マイナポータル・・・本当に怒りがわいてくる政治。

ダニエルが壁に書いた通り、怒りを表すしかないのか。

いや、まず必要なのは、悪口をインターネットに書くことじゃない。

投票用紙に自分で選んだ人間の名前を鉛筆で書けばいいのだ。

そこから始めないと何も変わらない。

僕も過激なことをいう人間じゃなかったが、今回の騒動で思い知らされた。

 

 

「コロナウィルスはただの風邪」って言っている人へ

じゃあもし感染しても医者へ行かないで、バファリンでも食って治してみろ!!!

 

 

「どうせ投票しても今と変わらないって」っていう人へ

「10万円はまだ届かないのに、政治家はボーナスですか?ふざけんな」って言える資格はない。

行動もしないでぐちぐちインタネットに書き込みしてる民族ってダサすぎる。

 

 

さぁ次回

「家族を想うとき」を観てみる。