遠くに聞こえる 雷鳴
次第に大きくなる溜息
彼は手を動かし続ける。
次第にそのストロークは大きくなり、長めの吐息が漏れる。
「ミホ・・・」
ぽつぽつと雨がアスファルトを叩く
次第に大きくなるアスファルトのシミ
次第に大きくなる雷鳴
近い。
彼の手もどんどん早くなる。
「ミ・・・ミホ・・・」
その時だ
暗い部屋全体を照らす稲光
照らし出される情けない顔の男が鏡の前にいる。光と同時の爆音
共に果てた彼の肉棒から無限のスプラッシュ。
容赦なく叩きつける雨がアスファルトを濡らしいびつな音を奏でる。
彼から出たスプラッシュはやがて悲しみの雨となり足元の絨毯ににシミを作った。
間違ったことをしているのは解っていた。
暗い部屋で一人悦に入った表情でゆっくりとソファーに座る彼
今日もミホで逝ってしまった・・・いや、イかされてしまった。
暗い部屋でひとり
外はいつの間にか晴れていた。