初夏の天気の良い午後。
学生の頃ならまだ寝てる可能性もある。
学校を卒業と同時に、そんな堕落した生活に親から「活」が入った。
実家暮らしで楽してよいのは学生まで。
「朝起きて外回りしてこい。」
「何でもいいから仕事を見つけてこい。」
とのこと。
僕は一応就職雑誌をコンビニに買いにゆき、電話をかけまくった。
めぼしいマスコミ関係などに履歴書を送りまくった。
結果はすべて「不合格」
30社くらい落ちたとき、「俺は世の中から必要とされていない」という気持ちになり、すべてのやる気を失った。しかし、実家暮らしのため、「外回り」はしなきゃいけない。きつかった。
が、今考えると、巷で話題の「パラサイト」化しなかったのは親のおかげである。
かくして、厳しい親に追い立てられるようにして「外回り」に出かけるも、いかんせんやる気がないので、先ずすることは、荷物に一冊の本を持ち、初乗りの切符を買い電車に乗る。
山手線では、本を読んで飽きたら寝る。それを繰り返しながら何週もする。
風景にあきてきたら、今度は違う電車で終点まで行って、となりのホームから帰ってくる。
そんな生活を3か月くらいした。
「これではだめだ。」
とい思いから、就職に至ったのだ。