サントラだという事に、おそらく貴方は気づかない。プリンスを語る上で外せない傑作!
Prince & the Revolution「Prince And The Revolution/Parade: Music From The Motion Picture Under The Cherry Moon」

アーティスト: Prince & the Revolution
タイトル: Prince And The Revolution/Parade: Music From The Motion Picture Under The Cherry Moon
最近、友人とプリンスについて盛り上がった時の事を良く想い出します。この友人、そう昔一緒にバンドをやっていた仲間で、彼女はヴォーカリストでした。いわゆる気儘な天才肌ってヤツで、全然成功とか求めない人なんです。彼女とやっていたバンドは全員そういう感じで、音大でている人とかに音楽教える高卒とか(フィールを感じれないヤツは楽器やるだけ無駄と説教してました。)、英語全然話せないのに外人とのセッションは盛り上がる人間とか、スタジオに家財道具もって住んでいるヤツとか、まあとにかく個性と才能がもの凄いヤツらでした。皆Decoyより年上で30歳以上の人達で、宝の地図を持ち続けている凄く輝いている人達でした。ゴールを目指さないバンドでしたから、色々取り上げられたりデビューなんかの話しもあまり魅力を感じなかったので、音楽的なネタが尽きたところで解散しました。
当時このバンドは、モンドグロッソの大沢伸一さんにも評価されて番組とかでも取り上げられたり、インディーズのウェブサイトで満点評価を貰ったりしました。Decoyもエ○ベックスから声がかかりました。
で、何故そのバンドのヴォーカルだった友人の事を想い出したかというと、つい昨年末に、先天性の血管の奇形による脳溢血でいきなり倒れてしまったんです(これは、彼女の父親が、実は長崎で原爆の被爆を受けている事ととても密接な関係があったようです。ノーモア核!!)。生死をさまよう彼女の事を想った時、色々当時の彼女の発言が想い出されました。彼女の下記の言葉は、当時のDecoyに響きました。
「音楽で金も受けることに興味はない。確かに一生音楽に囲まれるのは幸せだけど、あの取り巻き連中みたいなのに囲まれるのは不快だし、ファンとかに騒がれるのもイヤ。やりたいように自分を通せるなら良いけどプロの世界ってそんなに甘くないでしょ。だからそんな自分を窮屈にする“プロ”なんて目指すの辞めよう。でも・・・プリンスみたいに自由にやれるなら・・・プロは面白いかもね。自分の世界感を創って、好きにやって。完全に演じて、才能に溢れているんだけど、決してそれを見せつけないし。」
やっと本題です。Decoyがプリンスと向かい合い始めたのは、そんな彼女の言葉からでした。プリンスの音楽はその先入観を無くして、彼の紡ぎ出す音像に掛け値なしで向かい合うと、すんなりとはいって来ます。全ての余分な、いわゆるゴシップやメディアの付けた先入観なんかをとにかく捨ててみてください。確かにプリンスの美学は非常に個性的で、しかも諸々のコンプレックスという力でかなり捻れたものになっています。どのアルバムを聴いても一声でわかるプリンスの音楽のその個性は、この美学の体現者として存在しているのです。
簡単にプリンスについて。プリンスは1958年6月7日アメリカのミネソタ州ミネアポリスにジャズミュージシャンの両親の元に生まれました。そして1978年に20歳で衝撃のデビューを「For You」でかざる。デビューの機会は何度もあったのだが、プロデュースを含め全てを自分一人で行いたかったプリンスは、デビューに際してかなり交渉した様子です。ちなみにこの契約を結んだのは19歳の時らしいです。
さて、プリンスには数多くの名盤があります。本盤外にも「1999」「Around The World In A Day」、「Sign 'O' The Times」、「The Rainbow Children」・・・いずれ順々に紹介しますが、まずはDecoyの思い入れのあるこのアルバム「パレード」から紹介します。
なぜ「パレード」かというと、まず楽曲の充実ぶりです。でもいわゆるヒット曲ではなく「実験的な部分が多分に含まれた」という意味での充実ぶりです。これだけバラエティに富んだ内容でありながら、曲間も短く統一コンセプトを感じます。まさにプリンスだから創ることが出来たアルバムと言えます。特Decoyの好きな楽曲は超ポジティブなヴァイブの溢れる1曲目の「Christopher Tracy's Parade」、2曲目のタメのある縦ノリという非常に希少なグルーヴのいかにもな「New Position」。バリトン・サックスの使い方が印象的な、5曲目の「Girls & Boys」。そしてなんといっても洗練された究極のファンク10曲目の「Kiss」!!そして、12曲目のバラードの超名曲「Sometimes It Snows In April」です。特に10曲目の「Kiss」は未だに何度聞いても素晴らしい。シンプルな間の有るアレンジの素晴らしさ。タメと解放の繰り返しによる腰にグッと来るグルーヴは、ジェームス・ブラウン等にも、ひけを取らない本当に素晴らしいものが有ります。
さて、プリンスというとどういうイメージを皆さんは感じるだろうか?紫色のゲイっぽいアーティストとか?奇人とか・・・?は虫類系ミュージシャンとか・・・?最後にももう一度。プリンスは圧倒的な天才であり、間違いなく今のアフロ・アメリカンの音楽に革命をもたらした人物であり、真の芸術家であります。先入観で彼の音楽に手を付けないでいると本当に後悔する事になります。是非一度、聞き込んでもらいたいアーティストの一人です。それでは。
Prince & the Revolution「Prince And The Revolution/Parade: Music From The Motion Picture Under The Cherry Moon」

アーティスト: Prince & the Revolution
タイトル: Prince And The Revolution/Parade: Music From The Motion Picture Under The Cherry Moon
最近、友人とプリンスについて盛り上がった時の事を良く想い出します。この友人、そう昔一緒にバンドをやっていた仲間で、彼女はヴォーカリストでした。いわゆる気儘な天才肌ってヤツで、全然成功とか求めない人なんです。彼女とやっていたバンドは全員そういう感じで、音大でている人とかに音楽教える高卒とか(フィールを感じれないヤツは楽器やるだけ無駄と説教してました。)、英語全然話せないのに外人とのセッションは盛り上がる人間とか、スタジオに家財道具もって住んでいるヤツとか、まあとにかく個性と才能がもの凄いヤツらでした。皆Decoyより年上で30歳以上の人達で、宝の地図を持ち続けている凄く輝いている人達でした。ゴールを目指さないバンドでしたから、色々取り上げられたりデビューなんかの話しもあまり魅力を感じなかったので、音楽的なネタが尽きたところで解散しました。
当時このバンドは、モンドグロッソの大沢伸一さんにも評価されて番組とかでも取り上げられたり、インディーズのウェブサイトで満点評価を貰ったりしました。Decoyもエ○ベックスから声がかかりました。
で、何故そのバンドのヴォーカルだった友人の事を想い出したかというと、つい昨年末に、先天性の血管の奇形による脳溢血でいきなり倒れてしまったんです(これは、彼女の父親が、実は長崎で原爆の被爆を受けている事ととても密接な関係があったようです。ノーモア核!!)。生死をさまよう彼女の事を想った時、色々当時の彼女の発言が想い出されました。彼女の下記の言葉は、当時のDecoyに響きました。
「音楽で金も受けることに興味はない。確かに一生音楽に囲まれるのは幸せだけど、あの取り巻き連中みたいなのに囲まれるのは不快だし、ファンとかに騒がれるのもイヤ。やりたいように自分を通せるなら良いけどプロの世界ってそんなに甘くないでしょ。だからそんな自分を窮屈にする“プロ”なんて目指すの辞めよう。でも・・・プリンスみたいに自由にやれるなら・・・プロは面白いかもね。自分の世界感を創って、好きにやって。完全に演じて、才能に溢れているんだけど、決してそれを見せつけないし。」
やっと本題です。Decoyがプリンスと向かい合い始めたのは、そんな彼女の言葉からでした。プリンスの音楽はその先入観を無くして、彼の紡ぎ出す音像に掛け値なしで向かい合うと、すんなりとはいって来ます。全ての余分な、いわゆるゴシップやメディアの付けた先入観なんかをとにかく捨ててみてください。確かにプリンスの美学は非常に個性的で、しかも諸々のコンプレックスという力でかなり捻れたものになっています。どのアルバムを聴いても一声でわかるプリンスの音楽のその個性は、この美学の体現者として存在しているのです。
簡単にプリンスについて。プリンスは1958年6月7日アメリカのミネソタ州ミネアポリスにジャズミュージシャンの両親の元に生まれました。そして1978年に20歳で衝撃のデビューを「For You」でかざる。デビューの機会は何度もあったのだが、プロデュースを含め全てを自分一人で行いたかったプリンスは、デビューに際してかなり交渉した様子です。ちなみにこの契約を結んだのは19歳の時らしいです。
さて、プリンスには数多くの名盤があります。本盤外にも「1999」「Around The World In A Day」、「Sign 'O' The Times」、「The Rainbow Children」・・・いずれ順々に紹介しますが、まずはDecoyの思い入れのあるこのアルバム「パレード」から紹介します。
なぜ「パレード」かというと、まず楽曲の充実ぶりです。でもいわゆるヒット曲ではなく「実験的な部分が多分に含まれた」という意味での充実ぶりです。これだけバラエティに富んだ内容でありながら、曲間も短く統一コンセプトを感じます。まさにプリンスだから創ることが出来たアルバムと言えます。特Decoyの好きな楽曲は超ポジティブなヴァイブの溢れる1曲目の「Christopher Tracy's Parade」、2曲目のタメのある縦ノリという非常に希少なグルーヴのいかにもな「New Position」。バリトン・サックスの使い方が印象的な、5曲目の「Girls & Boys」。そしてなんといっても洗練された究極のファンク10曲目の「Kiss」!!そして、12曲目のバラードの超名曲「Sometimes It Snows In April」です。特に10曲目の「Kiss」は未だに何度聞いても素晴らしい。シンプルな間の有るアレンジの素晴らしさ。タメと解放の繰り返しによる腰にグッと来るグルーヴは、ジェームス・ブラウン等にも、ひけを取らない本当に素晴らしいものが有ります。
さて、プリンスというとどういうイメージを皆さんは感じるだろうか?紫色のゲイっぽいアーティストとか?奇人とか・・・?は虫類系ミュージシャンとか・・・?最後にももう一度。プリンスは圧倒的な天才であり、間違いなく今のアフロ・アメリカンの音楽に革命をもたらした人物であり、真の芸術家であります。先入観で彼の音楽に手を付けないでいると本当に後悔する事になります。是非一度、聞き込んでもらいたいアーティストの一人です。それでは。