クールなフレンチタンゴ。最もフランスらしい音楽
Richard Galliano & Eddy Louiss「face to face」

アーティスト: リシャール・ガリアーノ&エディ・ルイス, リシャール・ガリアーノ, エディ・ルイス
タイトル: フェイス・トゥ・フェイス
リシャール・ガリアーノである。現代最高のバンドネオン奏者の一人である。いわゆる天才とよばれた人で、かのアストール・ピアソラに、タンゴの未来を託された人間である。最近のピアソラの再評価に始まるタンゴのブームの中においても、他のアーティストとは一線をおき、企画モノではない本物としての活動を続ける。彼の才能は、タンゴ界のみでなく広く音楽界で高い評価得ている。
さて、このアルバムはガリアーノが良く好むデュオによる演奏のアルバムである。今回そのデュオの相手をつとめるのはエディ・ルイス。フランスを代表するハモンドオルガン奏者である。その演奏スタイルはモダンで優しい。そうまさにエレガントなのだ。本当にお洒落なおじさまである。いかにもフランスらしい演奏家だ。果たしてリシャール・ガリアーノとの相性は?というと。。。
まあここまでくると、大方予想は付いているとおもいますが、もう堪りません。最高のコラボレーションです。味わい深い。じっくり何度でも聞き直したくなるアルバムです。おそらく、死ぬまで聞き続けられる音楽でしょう。きっと私は妻にも聴かせるでしょうし、子供にも聴かせるでしょうし、孫にも聴かせると思う。とにかくそんな素晴らしい音楽といえます。個人的には、ジャズのスタンダード「クリフォードの想い出」にぐっと来ました。リー・モーガンの決定的名演にも、勝るとも劣らないそんな深い悲しみを湛えた演奏です。ゆっくりとお酒を啜りながら聴きたいと感じさせます。
このアルバム、一つには楽器の組み合わせの面白さというのも挙げられると思う。ハモンド・オルガンとバンドネオンという組み合わせがここまでしっくりくるとは思いませんでした。あまり見かけないデュオです。理由は簡単です。音色が非常に似通っているので、おたがいの存在する領域が近いのです。デュオとして演奏する場合、相当お互いの呼吸が合っていないと演奏出来ないのです。
しかし、さすがは名手二人です。まるで会話を楽しむようにお互いに相手を見事に聴いて、寄せては返すように見事にスペースを使い切っています。二人の音いらに入り込む余地はこのアルバムには一切有りません。合ってしかるべき所に、相手の音がある。それ以上でもそれ以下でもなく。
男と女もこういう関係でありたい。ある種の最後の遠慮がなくなってしまうと、人間はもうお互いに距離を置かざる得ない事になってします。お互いを尊敬しあい、お互いを尊重し合う心は引いては自分を律することにもなり、結果として自分の出す音楽を最上のものにしていくのではないだろうか。。。
Richard Galliano & Eddy Louiss「face to face」

アーティスト: リシャール・ガリアーノ&エディ・ルイス, リシャール・ガリアーノ, エディ・ルイス
タイトル: フェイス・トゥ・フェイス
リシャール・ガリアーノである。現代最高のバンドネオン奏者の一人である。いわゆる天才とよばれた人で、かのアストール・ピアソラに、タンゴの未来を託された人間である。最近のピアソラの再評価に始まるタンゴのブームの中においても、他のアーティストとは一線をおき、企画モノではない本物としての活動を続ける。彼の才能は、タンゴ界のみでなく広く音楽界で高い評価得ている。
さて、このアルバムはガリアーノが良く好むデュオによる演奏のアルバムである。今回そのデュオの相手をつとめるのはエディ・ルイス。フランスを代表するハモンドオルガン奏者である。その演奏スタイルはモダンで優しい。そうまさにエレガントなのだ。本当にお洒落なおじさまである。いかにもフランスらしい演奏家だ。果たしてリシャール・ガリアーノとの相性は?というと。。。
まあここまでくると、大方予想は付いているとおもいますが、もう堪りません。最高のコラボレーションです。味わい深い。じっくり何度でも聞き直したくなるアルバムです。おそらく、死ぬまで聞き続けられる音楽でしょう。きっと私は妻にも聴かせるでしょうし、子供にも聴かせるでしょうし、孫にも聴かせると思う。とにかくそんな素晴らしい音楽といえます。個人的には、ジャズのスタンダード「クリフォードの想い出」にぐっと来ました。リー・モーガンの決定的名演にも、勝るとも劣らないそんな深い悲しみを湛えた演奏です。ゆっくりとお酒を啜りながら聴きたいと感じさせます。
このアルバム、一つには楽器の組み合わせの面白さというのも挙げられると思う。ハモンド・オルガンとバンドネオンという組み合わせがここまでしっくりくるとは思いませんでした。あまり見かけないデュオです。理由は簡単です。音色が非常に似通っているので、おたがいの存在する領域が近いのです。デュオとして演奏する場合、相当お互いの呼吸が合っていないと演奏出来ないのです。
しかし、さすがは名手二人です。まるで会話を楽しむようにお互いに相手を見事に聴いて、寄せては返すように見事にスペースを使い切っています。二人の音いらに入り込む余地はこのアルバムには一切有りません。合ってしかるべき所に、相手の音がある。それ以上でもそれ以下でもなく。
男と女もこういう関係でありたい。ある種の最後の遠慮がなくなってしまうと、人間はもうお互いに距離を置かざる得ない事になってします。お互いを尊敬しあい、お互いを尊重し合う心は引いては自分を律することにもなり、結果として自分の出す音楽を最上のものにしていくのではないだろうか。。。