20年以上ずっと大好きな俳優イーサン・ホーク主演作。
実在したトランペッター、チェット・ベイカーの半生を綴った映画。
苦しくても苦しくても、それでも音楽が好きで。
音楽に救われ、音楽に傷ついて…見えない何かにいつも怯えて
自分の居場所をずっと探して彷徨っている。
ラスト、切ない
1ヶ月に2作品もイーサン出演作に出会えるなんてー!すごいなぁ。
こちらはチェット・ベイカーとはベクトルの異なるダメ男を。
いつも困り顔や照れた顔、呆れ顔、はにかんだあの顔、たくさん見られた(^^)
コミュニケーションがやっぱり大事。
一緒にいる時期が長くなればなるほど、そう感じる。
言わなくてもわかる、ももちろんあるけど、大事な事は顔見て誠意をもって伝えなきゃな。
根底にあるのは、愛。
そして、1999年の映画を鑑賞。
リバイバル上映していて、やっと見る事が出来た『山の郵便配達』
とにかく、良かった。
親子の絆。父と息子の想い。
会話は決して多くないけど、ずっと空間で同じ景色を見て、それぞれに感じる想い。
親子で川を渡るシーンでは涙が溢れた。
時に息子に、時に父親に、母親に感情移入して、中国の牧歌的な景色に包まれて、私もそこで一緒に彼等と歩いているようだった。
本当に素晴らしい映画。
スクリーンで見られて本当に良かった。
終わった後、余韻をじっくり味わいながら街を歩いていた。
こういう時の感覚、めちゃめちゃ好き。
だから映画はやめられない。
chin@