昨夜仕事絡みの飲み会で酷く飲み過ぎたせいで
朝は割れるように頭が痛く、なぜかベッドのすぐ傍の床で寝ていたので身体中まで痛く、ギャンブル依存について心を戒めるどころではありませんでした。
外は暖かく、空は冴えわたり、まだ時間がたっぷりと残っている日曜日の朝に、自分はトイレで胃液が出るまで吐きながら自身を呪っていました。もうお酒なんて絶対に飲まないぞ、とお決まりの決意を胸に。
今日は昼から大事な用事があったので、なんとしても12時までに体調を回復させるべく、白湯や麦茶や子供が飲んでいたカルピスを飲みまくり、たまに吐き、また水分補給を行い、半身浴で汗をかき続けました。
サザンは自分が学生時代のことを思い出させてくれました。まだカセットテープの時代、サーフィンをするために遠地まで夜通し運転しながらエンドレスでよく聴いていたのです。
あの頃は、ギャンブルはどこか遠くの世界で行われているものでした。
そんな郷愁を胸に、生で聴くというのはすごくいい時間の過ごし方です。希望の轍なんかもやってくれたので最高でした。
さて、ここで日本ダービーの話です。
3歳の牡馬達がゲートに入り、まさにその頂点が決まろとしていた時、自分はサザンのライブ会場でぼーっとアイスクリームを食していたのです。
今日、競馬と一切の接点を持たないことは、正直余裕だと思って、バニラをぺろぺろ舐め、タバコを吸うために喫煙所に向かいました。
その時のことです。
ニュース速報が携帯に入りました。
日本ダービーの結果を報せる記事でした。自分は思わず、クリックして詳細を見てしまいました。
そして、12人気ロジャーバローズ、やっていたとしたらワイドで買えてたなと思ってしまいました……。
この期に及んで、機会損失の感覚を少しだけ感じてしまったのです。
一瞬のことでしたが背徳感を感じ、そっと携帯をポケットにしまいこんだものの、モヤモヤ感が残ります。
希望の轍を踏みしめて歩いていくことが、これから先自分にできるのか。
きっかけはそこら中に転がっています。まだまだ自分はギャンブル依存からの出口付近にいるのだと改めて気づかされたダービーデイでした。
