そのひとの魂の局線に触れるような提案がしたい。

ココロを動かしたい。そして震えるような喜びを味わって貰いたい。

どんなに、渇望してきた事か。

 

インテリアの仕事に従事して20年超。

 

組織に所属しては叶わない・・・

かといって個人でやっても、そうそう、私の思い通りになんて

なかなかならない。

 

その中に喜びだってもちろん

多く存在している。大きな名だたるプロジェクトでは、

普段扱わないブランド家具だってじゃんじゃん提案出来た。

そういう場所で仕事をするのも。あるいは、ぜひにと、乞われて

商業建築等の企画だって沢山の人を動かして決定権を持つ。それは

とても誇らしく楽しくもある。だからこそ

本当に、長く葛藤してきたところです。

名誉ある仕事の持つ魅力。

 

お金だけじゃないやりがい。

そしてそれは、自分の大事なモノを育みながら

空いた時間でやりたい。この時間の大切さに気付くと、どれだけの時間を

犠牲にしなければいけないか。

大事な時間を切り売りして。

 

仕事と、プライベートどちらも大事なんだ。自分の魂の叫びに

気づかされて、本当にしたいことを見つける、私道に従い始めた去年。

 

自分の才能がどこにあるのか。

自分はどこに喜びを感じ、その為なら頑張れるのか。

 

そして気づかされたのがアウトオブスケール。

規格外。

 

昔から背が高く、私は何をしても目立った。

そんな背の高さ。基準と比べる事にナンセンスを感じるに至ったと

感じたのは、セッションを終えて自分自身のコアと繋がる時間を

持ち始めた時。

 

多美子さんに、理想の家をデザインしたい。

そう依頼されてした夢の家から始めた、こんな企画。

 

話をするにつけてその人の本質、

その人が、本来持っているキラキラした希望。

 

・・・現実にコンセプトを作り、惹かれるものを

知り、その人の歩みを見るにつけてなんて人ってドラマティックなんだろう。

 

一人一人、どんな体験をして来たのか深く探るうちに、

その人の体験、経験から染みこむ、その理想。

その人の文化とも言えるもの。それこそがセンスというものだろう。

 

センスのない人なんていない。

ただ、それを表す手段が未熟なだけ。

 

自分の理想というのに、やはり始めて知る私に

ゴージャスリッチな豪邸のインテリアをコレが好きと見せるのが

恥ずかしいという事もあるのかな。

 

どんどん、制限なんて外して、どんどん、私から

あなたに合うのはこんなです~って示していく事で、より本当の、

理想に近いイメージを引き出していく事、その反応を

見せて頂けることが楽しみワクワク過ぎて仕方ない。

 

 

みんなのキラキラしたそのセンスを見せられるたびに、

それをキーワードから読み解くたびに、喜びに打ち震える。

 

ああ、これこそ規格外。

予算の無い世界の醍醐味。

 

自分に従うなら、他者に従うことなく、人の目も気にする事はないだろう。

 

他者に従うのではなく、自分に従い、他人に仕える。

 

これだったんだ。まさに、こんな仕事がしたかった。

そう感じる、自分自身への至上のプレゼント企画だと感じています。

お金だけじゃない。

でもお金が大事なのは重々承知。

 

結果が分かって動くのって、楽しくなくない?

自分が、想定する以上の事が起こるから、楽しいんよ。

そう多美子さん言いました。

 

結果を考えて動くよりも、直観に従って。

このことがこんなに楽しい喜びをもたらしてくれるなんて思いもしなかった。

 

パース画。

インテリア予想図。毎日、これからも精進します。