発達障害(グレーゾーン)の子育てをしている方向けのオンラインサロンを開設したいと思っています。
グレーゾーンと言っていますが、我が子は診断もあります。
じゃあ、どこをグレーゾーンとしているかというと、「ごく普通に見える」場合や、「一般的な集団の中にいる」、「未診断」というところかなぁ、と考えています。
「オンラインサロン」という名前にすると、私自身が委縮してしまうということが、先週、中里さんとお話していてわかりました。
私自身、オンラインサロンに3つ所属していますが、それと比べると、自分がどこまでの価値を提供できるのかという点において、自信を持てないからです。
これは、実際に価値がないのではなく、私が根本的に「自信のない人」だからです。
そんなことはさておき、それでも面倒なので、「オンラインサロンを開きたい」として話をすすめます。
まず、でこぼこさんを育てていくということ、これに一番重要なのは、
ママが(おもに子供と一番たくさん時間を過ごす人が)、メンタルをなるべく健康に保つこと
だと私は思います。
「まず」とか言いますが、これが難しい!!!
完全に言葉が出ないタイプでなかったりすると特に、どこが特性で、どこがそうでないのか。
話が通じなくてイライラするし、子育て本は参考にならないし、ほめても叱っても通じないし、そもそも子供に必要とされてないような気がしたりもして、自分の存在している意味を感じられなくなったりします。
「うちの子、なんかちがう」
という思いを抱きつつも、パッと見、普通に見えたり、「育てかた」のせいにされたりする。
私は、そんなでした。
でも、同じ悩みを持つ集団を訪れたとき(そこは重度の子も多い集団でしたが)、くどくど説明しなくても話が通じる安心感がありました。
「好き嫌いが激しくて・・・食べられるものがほぼないんです」などという、いわゆる「普通の子育ての悩み」ではない悩みを持ったことのある方たちの集団に入ったとき、うまく表現できませんが、無重力な感じというか、肩の荷がおりた感じがしました。
名前を呼ばれても返事をしない、返事をしても、相手の顔を見ないようなわが子の姿に、
「ちょっとだけど、目を見てたよね!!すごいね~!」
なんて、涙ぐんで言ってもらえる。
そんなこと、普通の幼稚園では、ありえなかった。
私だけがこっそり気づいて、心の中でひとり、喜んでいた世界でした。
特性のある子どもの育て方などには、
「療育的なかかわり」、「食事療法」など、いろいろあります。
私も本当にいろいろしてきたし、いまもしていますが、その根本には、「わたしの心の安定」が不可欠です。
うっかり自分のケアを怠ると、すべてが一気に崩れ去ります。
「グレー」じゃなく、どこからどう見ても支援が必要な子の場合は、助けてもらえる場所があります。
でも、「普通」ともとれる状態の子の場合、親には特別なストレスがかかると、私は考えています。
(もちろん、重度の子には重度の子の悩みが重くあります。種類がちがうと言いたいとご理解いただけたら嬉しいです)
まずはそれを、ありのままに話せる場所をつくりたい。
「あー!わかるー!うちも一緒~!(´;ω;`)」
という会話ができるだけで、その日一日はがんばれたりするのです。
また、私はもともと、スーパーネガティブで、メンタルケアが専門でした。
(一応いまもやっています)
なので、こころのケアとか、なんとか今日も生きていくためのやり方とか、「これでいいや」って現状を受け容れるとか、そんなことを専門にしていました。
今ボロボロのママさんは、とりあえずフラットになってもらう。
そんな場所を作りたいです。
フラットになり、余力が出てきたら、少しずつ、「療育的な」ことを学び、実践していく。
みんなで一緒に。
ひとりがよければ、学ぶところだけ。
そんな場所をつくりたいです。
まずはそこでした。
年明けの正式オープンへ向け、試験的に開催するサロンのメンバーさんを募集しています。
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次回は、別のビジョンについて書きます。