訪問くださり

ありがとうございます♪

こむぎです。


初めての方は

こちらをお読みくださると

嬉しいです。



2023年の

読み納めの本は

山本文緒さんの

「無人島のふたり

〜120日以上生きなくちゃ日記」

でした。




どういう巡り合わせで

そうなったのかは

わかりませんが

大晦日に読み終わりました。



以下ネタバレあります⬇️




すごく読んでいた作家さんでは

なかったのですが



最近

山本文緒さんの

「自転しながら公転する」

という本を読んでいました。

(年末にドラマもしていました)




https://www.ytv.co.jp/jitenkouten/



その山本文緒さんの本で

私が使っている

読書アプリで

お勧めだったので

図書館で借りてきて

読み始めました。



題名からして

闘病日記だとは思いましたが



まさか

亡くなられていたとは…。



全然知らなくて

読み始めて

本当に驚きました。

(ファンの方スミマセン💦)



膵臓癌で

余命宣告を受けてから

最期までを綴った日記で

2021年に亡くなられていました。

(享年58歳)


2020年の年末くらいに

胃に違和感があり



年が明けてからも

胸やけなど

胃の調子が悪くて



胃カメラの検査などを経て

慢性胃炎と診断されて

胃薬を飲んで様子を見ていたけど



胃の痛みはひどくなり

背中まで痛くなってきて

もう一度受診しして

検査をしていき



そこで膵臓癌

診断もステージ4bと

告知されます。



それが

2021年の4月。



治療法はなく

抗がん剤で進行を遅らせるしか

手立てがない状態で



でも抗がん剤治療が

ガンで死ぬより先に

死んでしまうかと思うくらい

辛くて

緩和ケアに進むことを決めた

2021年5月からの日記です。



そして結果的に

その年の10月に亡くなられます。

(は、早い…😨)



膵臓癌とわかった時に

余命は4〜6ヶ月と

言われていました。



ちなみに

抗がん剤治療をしても

余命は9ヶ月くらい

だったそうです。

(それだったら私も

抗がん剤治療はしないかな…)



ガンって

本当に恐ろしいですね。



年末に

この本を読んでいる時

私も胃の調子が少し悪くて

ちょっと他人事と思えませんでした。

(レベルが違って

申し訳ないですが…💦)



山本さんは

闘病中

辛いこともいっぱいあっただろうし

悔しかっただろうと

思いますが



日記は

とても淡々としています。



訪問看護などで

自宅療養をされていて

とても良い環境の中で

死を迎えられることへの

感謝や



自分のことよりも

残されてしまう

旦那さんへの感謝や心配…

労りの言葉が溢れていて



自分の死を前にして

こんな心境になれるのかと

思いました。



お気に入りカフェに行って

ここに来るのも

これで最後かと思ったり



読みかけの大好きな漫画の

次刊の予定が来年だと

もう続きが読めないと思ったり



淡々とした文章だけど

悲しみの本音が

ところどころに

滲み出ていて

読んでいる私の方が

心が揺さぶられました。



死ぬって

私にとっては

まだまだ先のこと…

だと思っていましたが



そんなことは

ないのかもしれませんね。



だからこそ

後悔しないように

一日一日を大切に生きよう

と思わされました。



良ければお読みください。




山本文緒さんのご冥福を

お祈りいたします。








山本さんが読んでおられた本⬇️