さて。
先日起きた熊本地震。
ただただ毎日ぼんやりとテレビを眺めているだけの私が触れるのは、なんだか違うような気がして、
しかし触れないでいるのも違う気がしたので、書きます。
私がしたことといえば、アルバイトの出勤前によく行くお店で、レジに置かれていた小さな募金箱に、お釣りを入れたぐらいのもので。
祈っているとか、がんばってほしいとか、
お金もない、行動も起こしていない私は本当に口だけだなあと思います。
私の彼は3.11を現地で経験しており、いつぞやか当時の話をしてくれたことがありました。
目の前で起こった光景をそのまま話す彼に私は言葉を失くしてしまい、なんだかよく分からないけれど少し泣きました。
私と彼は、まだ当時出逢っていませんでした。
そんな彼の話を聞いて、
多くの方が被災されている中、こんなことを書いたらいけないのかもしれないけれど、
何より彼が生きていてくれて、本当に良かったと思ったことを強く覚えています。
私はそんなに出来た人間ではないので、身近な人を大切にするだけで精一杯です。
けれど、きっと今大変な思いをしている方々が、生きているだけで喜んでくれる人が必ずいると思います。それは、今隣にいる人か、過去に巡り会った人か、未来に出逢うのかそれは分からないけれど。
私は自分勝手に、どうか強く生き抜いて欲しいと願っています。
北川純子