皆さんの小学校でも

個人懇談が始まっていますか?


支援級在籍中の息子の場合、

毎年春の個人懇談では、

支援コーディネーターの先生と

支援級の先生、通常級の担任と

今年の支援計画について話し合いをします。



前もってお渡ししていたサポートブック


これプラス

先生方から見た学校での息子の様子

を踏まえて話は進めます。

手段や方法などは各学校によって違うと思います。




ドリルの書き写し


四年生になってすぐの宿題は

通常級の子たちと同じようなものでした。


ドリルの内容をノートに書き写して、

1つの漢字を繰り返し書くとか

計算問題をするとか。



ドリルからノートへ書き写すために

実行しなくてはならないタスクのうち

2つ

息子にとって困難なものがあります。


  • 一時記憶
  • 眼球を動かす


例えばドリルに
「赤いりんごがかごに3個入っている。」
という1文があるとします。

書き写す時は
「赤いりんごが」
「かごに3個」
「入っている。」
などと区切って
短期的な記憶をして
用意したノートにそれを書きます。


それが息子の場合
「赤い」「りんご」
と細かく区切りながら書き写すのですが

それでも

「赤い」
を一度に書ききることはできなくて

「なんだっけ?」

とまたドリルに目をやり、

「赤」「い」
と一文字ずつ書くような感じになるんです。

その際、
目だけを動かして書くのではなく、
顔ごと動かして書き写しています。

目だけ動かすのが苦手だから、
無意識にそうするんだと思います。


そんなわけで

人一倍時間と労力がかかります。



自分でもノートへの書き写しが苦手だ

とわかってきたようで、


書き写す作業をしている時の息子を見ると

すっごく不思議なことをしてましてタラー


ドリルを見たまま、

ノートに文字を書いているという。


苦肉の策(笑)



そうすることで、

作業効率はあがっているんですが、

字が汚くなる。


だって、

ノートに目をやらずに文字を書くのだから、

そうなりますよね。



でも結局は

汚い字で書いたこと(自分)が許せなくて

書き直すグラサン




ある日、

ピタッとその宿題が

書き込み式の宿題に変わったんです。


何でだろう??


と思っていた答え合わせが

今回の懇談でできました。


先生から


息子くんは

書くことが苦痛なのではなく、

書き写すことに困難があるだけ。

そして、

決められた通りに漢字をただ書くだけよりも、

いくつかの漢字を指定し、

その漢字を用いて作文を書く

という方が

スムーズに取り組める子。


「書き写す」という

スキルも身に付けさせたいけれど、

今はそのタイミングではないと

判断したのだという。



ということで、

暫くは算数も国語も書き込み式で

やっていくことになりました。



状況に応じた対応


まさにSST。

息子にとって一番必要なスキルです。


こんなことがあったら、

どう答えたらいいのか。


みんなが自然にやっている

当たり前のこと。


だけど

息子には難しく苦手なことです。


先生は

ここに時間をかけたいと

考えてくださっていて、

勉強はパパッと終わらせて

ここに時間を使ってくれています。 





この1年間は

いずれ支援級を卒業することを考えて、

できないからやらないではなく、

できることを増やす。


そんな感じで

連携をとらせていただくことに

なりました