軽度のASD&IQ130の小3の息子の話。



小学校の支援級で抽出の際にやってくださっているのが、現役の心理師さんや保育士さんが作られているというやんちゃワーク という中の「こんなときどんなきもち?」というプリント。




例えばこんな感じ。



感じることは自由なので、これに答えはありません。


場面ごとに「自分はどんな気持ちになるんだろう?」を事前に知ることで、自分の気持ちの対処方法を考えるきっかけとする…そんな感じのものです。


感情のコントロールや気持ちの切り替えが苦手な子どもは、「自分の気持ちを知る」ってとても大切なことらしいのです。




どうしてそう感じたのか?

どうしてそう思ったのか?


を自分で知り



じゃあ、そうした時に

どうしたらいいと思うか?


を落ち着いている日常で考える。




実際そのような場面に遭遇した時、恐らくその通りにできないと思います。


でも、前もって「知っておく」「イメージしておく」ことで、その時はできなくても、あとからの気づきに繋がるかもしれない。


それを繰り返していくうちに、コントロールが身に付くかもしれない。



新しい職場で初めての仕事をいきなりやることは難しい。

でも、事前にミーティングを受けたりすることでイメージでき、何も知らないよりは取りかかりやすい。

…ということと似ているのでは?と思います。



初めて行くお店があったとして。

ここのお店はどんな雰囲気なのか?味はどうなのか?値段は?

そんなことを口コミなどでリサーチしてからいくと安心してお店には入れる。

…うまい例えが見つかりませんが(笑)、要は知っていると安心だよねっていうことと感覚的には似ているんじゃないかなと。




学校でやったものは毎回持ち帰ってきます。


それに目を通していますが、親も自分の子がこういう場面でこんな風に思うのかという気づきになります。


先日持ち帰ったプリント



息子は
①おかあさんにしかられた。こんな時どんな気持ち?

くやしい気持ち




②先生にほめられた。こんな時どんな気持ち?

(別回答を作り)ふつう



と書いてました。

私に叱られると、悲しかったり嫌な持ちになるのではなく、悔しいのかぁ。

悔しいからあんな態度になるんやな。


と思いました。


そして、先生にほめられた時の気持ちが「ふつう」もなんかわかる。

過度にほめられると「バカにされている気持ちになる」とよく言っています。

「みんなが当たり前にできることを、俺ができるとほめるのってバカにしてるってことでしょ?」
と。


そんな風に感じるということを、私たちも事前に知れるって関わりの目安になります。