軽度のASD&IQ130の小2三男の話。


人の名前や顔を覚えるのが得意ではありません。


所謂、前頭前野の働きが必要な短期記憶が苦手です。





久しぶりに会うと

「あれ?誰だっけ?」

ということは定型でもあると思います。


でも、この忘れちゃう期間が早いのが三男。

あっという間に記憶削除されてしまう。



完全に忘れてしまってるわけではなく、うっすら記憶は残ってはいるらしい。


例えば、

幼稚園の先生だということはわかるけど、自分の担任の先生は誰だったたけ?…と記憶が曖昧だったり。



そんな三男。


クラスのとある係になり、みんなの前に立って話し合いの司会進行をすることがあるそうなんです。



そうなると、挙手したお友達を指す場面も出てきます。


でも三男は名前がわからないので、友達の名札を覗き込んでいるんだそうです。

(よく遊ぶ友達のお名前は覚えているんですけどね…)




担任の先生が

「特性上名前を覚えることは難しいのかもしれないけど、彼なりに一生懸命なんですよね。そこを理解した上で『名前を覚えてもらえたら友達は嬉しいよね』と話したことがあります。」

と仰られてました。



特性だから仕方ないよね



で終わらせずに、機会を与えてそこへ繋げようとする働きかけをされてるんだろうなびっくり



先生の導きにはいつも感動しています。



ちょっと頑張れば1つステップアップできるかも!というラインを、絶妙に見極めて投げ掛けてくるんです。




ある時、三男の自由帳にクラスメートの名前がびっしり書き込まれてるのを見つけました。



これは何?

と聞くと



思い出せた名前を書いていくようにしてるんだ。

書いてもまた忘れちゃうけど、見たらすぐに思い出せるよ照れ


と言う三男。




多くの子たちは、そんな風に友達の名前を覚える作業はしないですよね。


でも、三男はみんなが当たり前にできる「人の名前を覚える」ことが難しい。


そして思い付いたのが、自由帳に書き込むという方法だったんだろうなと思います。



不思議だよなぁ。

ほぼ一回で頭に記憶できることもあるのに、こんな風に頑張らないと覚えられないこともある。


がんばれ!


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