日常に困り事を抱えている子が、実際に使ってみてよかったものを集めて、同じ様に困り事を抱えている方にお伝えしたことがあります。
「療育グッズじゃなくても、使えるものってたくさんあるんですね」
「専用のものって結構高いんですが、これなら試しやすいです」
そんな感想も出た便利グッズの数々。
定型、障害関係なく、いいものはいい
では、いくつかご紹介させていただきます♡
定規の目盛りを目で追うのが難しい
細かい目盛りを目で追うことって、老眼の私もちょっとしんどい時があります。
こちらは、目盛りが階段上に斜めになっているので、目盛りがスッキリみやすい!
ユニバーサルデザインとして開発されたものだというのも納得。
ただ、こちら。
私の行った文房具屋さんには見当たらず。
ネット購入になると思います。
まっすぐ線をひきたいのに、定規が動いてできない
そんなお悩みの方は、こちら。
真ん中にある部分を押さえて線をひくと、定規が動きません。
ちょっとしたことなんですけどね。
「あ、曲がっちゃった」で済むならばいいのですが、そこで癇癪を起こしてしまうならばこういうものを試してみてもいいかもしれません。
こちらは、私が行った文房具屋さんにはありました。
長さを測る時にゼロ点を合わせることが難しい
定規のスタートって一番はしっこがゼロではなく、余白だったりすることが多いんです。
お手持ちの定規を見てもらったらわかると思います。
ゼロの左側、ほんの少し余白がありますよね。
これは分度器も同じ。
一番はしっこがゼロではないことで戸惑う場合は、ゼロスタートのものを選ばれるといいと思います。
追記
ゼロスタートの定規がダイソーにもありました☆
上の定規は通常小学生の筆箱に入ってる定規よりも短く10cm。
多分、多くのお子さんは15cmを使っています。
学校から、指示されてるものがこの長さだと思います。
でも、定規って長くなると扱いにくくなりますよね。
ただ線を引くだけならば、そこのストレスを取り除くために10cmを使うのもアリだと思います。
ゼロスタートの分度器も貼っておきます。
鉛筆の先が尖っていないとイヤ!
まさに、うちの三男(ASD)がこれでした。
ちょっと使っては削るを繰り返すんです。
「そんなにしょっちゅう削らなくても💧」
なんて言ってしまうと大変。
「こんな鉛筆じゃ書けない!!」と癇癪発生。
勉強は捗らないし、鉛筆はあっという間に短くなるし、ほんと困りました。
いくつかシャープペンシルも試してみたのですが「書きにくい!」と言って使ってくれず。
そして、教えてもらったこちらをダメ元で試してみたんですが、喜んで使ってくれました。
・形や太さが鉛筆に近いので持ちやすい
・鉛筆の芯の太さと同じくらいの芯の太さなので、書きやすく折れにくい。
理由を伝えれば学校でも使用許可してくれるところもあるようです。
我が家は学校に確認する前に三男の気持ちが落ち着き、学校では鉛筆、家ではシャープペンシルを使っています。
字を消すのに手こずる
これまた、うちの三男(ASD)。
今はそんなことないんですが、きれいに消せないと怒り、怒りながら消して紙が破れて、更に怒って手に追えなくなってました。
小学生用の濃い鉛筆もよく消える!と書いてあるものも試しましたがダメで、こちらを教えてもらったのです。
よく売ってる消しゴムより細身で扱いやすい。
そして、よく消える。
筆箱にも入れやすいサイズやし、これいいやん!ってことで、ネットでまとめ買いしました(笑)
文房具屋さんにも置いてある商品なのですが、ネットでまとめ買いが安かったのと、うちの子は頻繁に消しゴムを失くすので。
うちの子3人とも、こちらを使っています。
細かいところを消すのに困っている場合はノック式のものもいいです。
私の行く文房具屋さんにも置いてあったので、どこでも買えると思います。
スペアの消しゴムも売ってます。
コンパスで上手く円を書けない
コンパスって軸を動かさないようにして、くるんと円を書いたりしますよね。
あれ、結構難しくないですか?
うちの長男(定型発達)は不器用で円が歪んでました💧
本人は歪んでも気にならないし、困ってもなかったので、何もしませんでしたが。
でも、円が上手く書けず困っているならば、こんなものがあります。
くるんと書きやすくなっていて、補助具みたいなものは取り外すことも可能。
ある学校ではこちらを一括購入されているそうです。
困り事がある子が使って便利なものは、誰が使っても便利なんですよね。
字が書きにくい
筆圧の問題、滑る感じがして書きにくい。
それを解消するために使ってよかったものが、この下敷き。
うちの子が使っているのは、上の「やわかた」下敷き。
これは面によって硬さが違うので使い分けすることができます。
でも、うちの子はそこまで考えて使っていません。
下の「ソフトシート」は両面とも柔らかいタイプ。
ほんのり色がついているので、ランドセルの中でも捜しやすくいいなぁと思います。
ただ、私の買いに行った文房具屋さんには「やわかた」しか取り扱いがなかったのでこれを買いました。
この下敷きについては、こちらのブログでもご紹介されています
今回は定規、鉛筆、消しゴム、下敷き、コンパスをご紹介しました。
次回はちょっと手を加えることで使いやすくなる物をご紹介したいなと思います。
今回ご紹介したものは、個人的な感想に基づくものです。
「うちの子に良さそう」と思えるものと出会ってくださいね。
学校でも使いたい場合、学校によっては禁止されてるものもあるかもしれません。
必ず先生にご相談してください。