私をおばちゃんと呼ぶ
彼。
中学生の甥っ子。
横からみても後ろからみても
斜めからみても前からみても
彼は心の優しい
何ら普通の中学生。
ゲームに夢中になる彼を
駄目なやつだと回りはいう
修学旅行に行くことを
前日夜に知った私は
本当にわずかながらの
お小遣いを彼に渡した。
(ごめんねー、知らなかったから
これだけで)
ちょっとだから、わざわざママに
言わないでいいからね。って
念押しした私に、何度も何度も
ありがとうって言った彼。
帰ってきた彼は
一番安いやつだから。って
遠慮しながらお土産を
渡してくれた。
皆、僕に否定的。
そんな言葉をいつかどこかで
漏らした彼。
人はなぜかそばにいるものの
大切さに思いを伝える事が
苦手。
多くの幸せな日常より
少しの落胆する日常に
思いを強くする。
理想を叶える事を
最良とするために
それにそぐわない事態を
悪とする。
心穏やかに
人にやさしく
自分に自信をもって
夢をもったあの頃は
急がされた日常に
そぎおとされていくのだろう。
昨日より今日を
今日より明日を。
留まる事を堕落と呼ぶ世の中は
心が小さく、胸のはれない
人にあふれていく。
あなたの回りの大切な
かげがえのない誰かは
幸せな笑顔を
あなたに見せてくれますか?
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