華やかで自由奔放。

日本人離れした容姿からは

一見かけ離れているように

みえても

洋裁が得意で料理上手。

私の幼少時代はいつもミシンの

音がしてたっけ。


母を言葉に綴ると

何て出来た親だろうと思う。


煮炊きした美味しいものを

食べ続けてこられた記憶は

愛された記憶として私の心に深く刻まれた。


現代の独身男女の多くは

1週間に一度も煮炊きしたものを

食べていないという。

世の中のあふれでた情報に敏感な彼等は

食べることをカロリーで換算し

足りないものを補うという。

自分の身体、細胞が食べるものから

成り変わるイメージをもたないで

暮らす彼等は

食べることを数字に変換した机上の空論

のような想像で安心を手にいれるのだろう。


時間と暇がないという。

日々の優先順位は

意味もなく疲弊した頭を働かさずスマホに没頭

する時間になりかわる。


様々な多くの事件を見るたびに

この人はどのような食べ方を

してきただろう?と考える。



美味しいものを日々手をかけて

つくる当たり前を目の当たりにしてきた

だろうか?と考える。



成長した世の中は

当たり前。さえも自由な選択肢として

忘れられていくのだろう。


食べること。生きること。

人は 食べるもので つくられる。



育児や家事や食事を

大変だ面倒だといい

むかしは日常だった当たり前を称賛する。


本当はそのなかにある

喜びと幸せに心奪われるべきなのに。


何が幸せか

わからなくなる世界だね。





東京で働くと

夜行バスへ向かう彼女を見送ってから

5ヶ月がたった。



東京で働く彼女は

忙しいシフト状況の中

終電間近までケーキづくりの練習をして

家に帰り、また次の日仕事に戻る。



ママ、ウェディングケーキ

もう一人で作ってるよ。


って

嬉しそうに画像が送られてきたっけ。




4ヶ月経った夜中の3時

ママ、話があるよ。ってね



何?って送り返した私に

起きとるんかーい!ってふざけた

口調で返した彼女。



娘が離れて暮らしてから

過敏になった着信音。

めが覚めたよ。って伝えた私に

ごめんね。ってね。



親はいつも心配なんだ。



ママ、あのさ、仕事どうしようか

悩んでる。

毎日15時間店にいて

あんまり休めなくて

こんな毎日でいいのかって思う。


最近味を感じなくなって、病院いったら

精神的な問題だって。

休まないと駄目だって。

鬱病の一つの症状でもあるって

言われちゃった。てね



本当は心配で涙が出そうだったけど

おおごと だと感じないように


出来るだけ当たり前に


一回戻ってきなさい。

身体が元気じゃないと

何にもならないのよ。


まだこれから長いんだから。

ってこたえた。


これは彼女の助けての合図。


(もっと頑張りなさい。)

もしかしたら彼女はもう一度

頑張ったかもしれない。


専門学校をやめ、職場をかえ

土地をかえ

19歳の彼女が自分で選択し

飛び込んだせかい。


他人からみれば

中途半端な現実。


彼女もそれをわかっているはずだ。


彼女のキャパは彼女の心でしか

感じられない。




それから一月たって

彼女に会った。

元気だ。


私がつくった当たり前の食事を

わあ~って喜びながら

当たり前に食べている。


私は彼女の鬱病の診断を

全く受け入れていなかった。


昔であれば

自律神経失調症

今は簡単に鬱とよび

いとも簡単に薬を処方する。


彼女の状態を見れば大丈夫だと

判断できた。


食べ物と精神の安心。

今の自分でいいんだ。

って感じられる事が大切。


だって世の中は、自分で幸せを感じる

空間だから。



自分より優れているであろう

専門科の言葉を安易に受け入れては

いけない。

それは一つの見方なだけだ。


人はもろく、強く

複雑な身体は 実はシンプルなんだと

改めて思う。


食べ物で精神を元気にして

自分のキャパで動きながら

少しずつひろげていく。


身体と精神と食べ物はやはり密接だな。



そうやって自分もおとなになった。


立ち止まれない現実は

自分の生き方だったけど

そうやって自分は強くなった。


誰かの為にいきることは

幸せだね。


少し休んだら、またね。



























友人の趣味は陶芸で

先日彼が手作りした

素敵な食器の

展示販売会があった。


どれもこれも本当に素敵で

柔らかくて

丁寧で

でも びっくりするぐらい

リーズナブルで


(全く奉仕だな。こりゃ。)


彼は以前にも


(お客様が喜んでると

利益なんてどうでもよくなる)

って言ってたっけ。



一見不器用にも見える彼の


(家での時間を大切に)


っていう思いが

たくさんつまったお皿。



そんな彼が(ちょっといい?)

って近況を話し出して

(やる意味あったのかな?)

ってね。


(ん?なんで?)


この食器の紹介をしてる時に

○○○の食器とどう違うの?って


(ん?どうって?
  
何が?

 
全然違う。っていうか話題にも浮かば

ないくらいにね。)



でも、わかるな。


すっごくね。


なんでいまは...こうなってるの?

機能的?

効率?





年よりみたいな会話だね。

って二人で笑って



食べる事は生きること。


何で いま は

手間ひまかけて料理を

考える事を めんどうだと


なんで自分だけが?と


皆がその事に向き合う事を

避けようとしてしまっているんだろう。


挙げ句は子育ても大変だって?


今は寝たきりのお婆ちゃんは

腰が曲がっても

調子が悪くっても

タメ息ついてても必ず


台所にたって、下ごしらえ

してたっけ。




食べる事は

ただ単にカロリーを

摂取するという事では無く


食べるという事に繋がる

段取りや思いやりや

その全てをこなす愛のなかで

食べるという事が如何に

尊く、幸せで

生きるという事に

繋がっているのか。

って事なのに




久々の連休

高速バスで娘の元に。

何があるの?なんて聞かれるけれど


私がしたい事は彼女達に

手料理をつくり掃除をすること

ただ其だけ。

毎日何を食べてるか心配なんだ。


時々でも出汁をとって

自然をふんだんに使って

美味しいものの味を

思い出してほしいな。

そうしないと

おかしいものが分からなく

なりそうだから。


何を食べても美味しい。


ではなく


自分の身体をつくりだす

一つ一つの食べ物が

如何に大切かってこと。


今はね、何でも数字に換算して


はい。じゃあ、平気。ってね?



時間が無いほど


頑張ってるあなたの


幸せは何ですか?



























娘が学校をやめた。

お金?

結構かかったよ。


あと4ヶ月だよ?


就職内定もキャンセルね。


なんで?

いいの?


って皆がきいた。


もう頑張れないんだって。


(頑張ったけど、もう頑張れなくて

ごめんね)って謝った彼女。


我慢が足りない?



私も一応親だから


なんで?

贅沢だな。とか


色々イロイロ思ったね..


自分だったら辞められないな。


ってね。

もう学校に行きたくないという

彼女を置いて先生と話をしたら

残念すぎて泣いてしまった。



あれから3ヶ月たったいま

彼女は笑顔になった。


出張ついでに立ち寄った

娘たちが生活する家で

久しぶりのご飯を作った



終電がなくなるまで

バイトして

自転車を飛ばして

帰ってきて


寒いだろうと暖房をきかせて

おいた部屋に

あ~

めっちゃ自転車こいだ~

暑い~って

いいながら入っていった彼女に


(あ、ごめん寒いと思ったからっ)

て思わず答えた私に

(あ~有難う~)

ってね。



親って何が出来るだろう。


生きるために?

活きるために?


あれから彼女は

私がする事にたいして

(有難う)を必ず言うように

なった。


すんなりは行かなくたって


心が真っ直ぐ育てば


それでいいかな














夜中まで起きてる人は

IQが高いって(笑


○○を習慣にすると

幸せが訪れる?


○○までにしておきたい

20の事?


食にこだわる人は

仕事が出来るって?


色んな規則性?

そんな情報が溢れてるのね。




人気のモデルとか

人気のブロガー?とか?



誰かの言葉


あなたが、そう思えなくたって


あなたに、そんな習慣がなくたって

だからって あなたが

駄目なわけでもなく

あなたが、それより

ダサイわけでもなく

それよりあなたが不幸だって?


誰かに憧れて何かにトライする

事は無駄じゃないけど、


あなたが思いもしない誰かの

言葉を(それがこたえ)

とばかりに

とらわれないで

ほしいな。


感じる事を忘れるね。


どきどきと、ワクワクは

誰かと同じ毎日を送らなくたって


好奇心と興味と少しの

勇気で出逢うもの。


誰かの思いを代弁しなくたって

あなたは自分の毎日を

いきる。


幸せは誰かの真似事じゃなく


自分が出逢う人

自分が出逢う場所


ラッキーとアンラッキーと


色んな時間が交わって

あなたの日々を

彩ります。