今日は娘の病院の日
予約にもう間に合わない
だろう時間にたいして慌てる
素振りもなく帰ってきた娘。
急いで車にのりこみ
いい加減にとばかりに車を走らせた
今日の学校での出来事を
ケラケラ笑いながらひとしきり
話した彼女。
やっと落ち着いた彼女は
(ママ、聞いて、今日、凄いことが
あったよ)
ん?なに?
(あ、いいや)
ん?なによ?いいかけて やめる?
(あー、あのね...やっぱいい)
ん?なに?なによ?
(んー、まあ、いいや
やっぱいい!)
????
なに?一体なに?
そんなやりとりを何度も
続けてちょっとイラついて
きた私の態度に仕方ないと
ばかりに彼女がきりだす
(あのさ、あのね、今日さ、
午後の授業で色んな教室移動
してたらさ
○○の先生が、ある教室で
マ○○ー○ーションしてて....)
は?学校内の話?
一瞬耳を疑いながらも
できるだけ冷静に言葉を返した。
え?どういうこと?
(教室移動してて、普段あまり
使わない○○室を通ろうとしたら
..........
マジ びびったってー、
○○の先生も他の生徒も
一緒でさ、見た先生も何ともいえない
顔してて......)
え?先生もみたの?
(うん。一緒でさ、皆でかたまって
..........
あーーーー、キモイ!)だから、あい
つキライ!いつも裸足で
汚くて.... )なんて話題を随分前に
聞いたことのある人。
いつものテンションで
スッキリしゃべりきった彼女。
なんとも言えない感情が
次から次にわいてくる。
ねえ、名前は?教科は?
何年生もってる?
尋問のように連呼
する私の質問に、めんどくさいと
感じた彼女は
(まあ、どうでもいいって、たいして
見ることもないし。もういい
って話題をごまかした
なんともいえない怒りが
込み上げてくる。
理性なんてものはなく 羞恥心
の欠落した どこまでも墜ちきった
教育者とか先生なんていう
言葉からは対極な存在
その人は生徒をどんな目でみている
のだろう?
それを そこで どうしても
と実行した意味は?
想像したくもない想像をするたび
怒りとともに (犯罪)
をイメージした。
私が彼女と同じ年だったころ
飲食店をしていたママの店を
愛想よく出入りしていた業者の
お兄さんがいた。
彼は八重歯のある笑顔でよく笑い
ママのお気に入りだった。
時々店を出入りする事のあった私は
時々言葉を交わしていた。
ある日、ママが言い出した。
(○○君がさ、色んな会社の社長さん
と面識あるんだって、あなたの就職の
相談にのるって言ってたわよ。)
ふーん?どんな仕事?
色々あるらしいから貴女の
希望をまずは聞きたいって)
ふーん?そうなんだ。
別にいいよ。
どんなやりとりと どんな
予定があったかは もう
忘れてしまったけれど
ある日私は ママに笑顔で
見送られ 彼と二人出かける
事になった。あくまでも名目は
進路相談だったはず。
嫌な記憶しか残っていないから
どこにいって何を話したかは
ほとんど覚えてないけれど
彼は港に車をとめた
なんだか嫌な心地悪い空気感を
今も思い出せる。
(可愛いね。とか、綺麗だねとか
言われたくもない言葉を
聞かされながら、彼は隣に座る
私の太ももに手をおいて近づこう
とした。
やめてよ!
帰りたい!
彼の知らない私の気の強い言葉に
はっとしたのか、彼は何度か
謝って私を送り届けた
奥さんも子供もいると聞いていたから
少し我にかえれたのだろう。
ママは、どうだった?とか
なんだかんだと色々きいてきたけれど
私は、うーん、もういいや
めんどくさいと誤魔化して
その日の気持ち悪さは言葉にださず
いつもの毎日に戻った。
それからしばらくして
たまたま店に配達にきた彼は
ばつが悪そうに、(ママがしってるか
しらないか)ドキドキした様子で
そそくさと用事をすませて
店をあとにした。
未遂で終った出来事がこれほど迄に
記憶に残るのは きっと
理性と羞恥心を軽視した
恥ずべき大人を真に受けたからだろう
元々 私は、ママが(可愛いくて
男前だ)という彼の
八重歯ののぞく笑顔の
全く笑わない目に違和感を感じていた
自分の感覚、感性は信じ従い
自分の身は自分で守るべきだと
今までの品位の無い大人の
存在から備わった気がする。
幼稚なおとな
幼児化した社会
他人の目、世間の目をきにせず
其れを自由と呼ぶ世界
いい加減キモチワルイね。
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