タキソテールふたたび。 | 父と家族の末期がん闘病記

父と家族の末期がん闘病記

2012年6月末、当時65歳だった父が突然、末期の食道小細胞がんとの診断を受けました。
現実と向かい合うため、父との日々を忘れないための記録ブログです。

師走に入り、この一年を振り返る意味でも今まで書いてきたブログを読み返してみたのですが・・・


最近書いたブログの内容が暗いというか、自分が感じている以上に神妙な文面になっていて、我ながら驚きましたダッシュ


自分、心に思うことは色々あれど、それを表に出すことはほとんど無ければ、落ち込んでクヨクヨするのも嫌いな質なのですが、その" 心に思うことの色々 "を文章にすると、なんだか生真面目に四六時中思いつめているみたいに映るもので。。。

父の闘病しかり、家族の問題や私個人の問題しかり、悩むことはあるけど、それはふとした瞬間に深く考えてしまうだけで、それは意外にも覚悟済みのことだったり、既に開き直り出来ていることだったりします。
人生は誰にでも限りがあるものなので、クヨクヨ過ごすのではなく、前向きに「 今 」を楽しまないと損ですよね!



・・・前置きが長くなりましたが、最近の父の様子。


残念なことに、11月下旬のCT検査の結果、8月上旬のオペで完全切除した腫瘍が再発しているのが判明しました。
再発したものについては、今後再度の切除手術は不可能とのこと。
不可能 というよりは、やってもまた再発するので無意味 ということでしょう。

ただ、それ以外の部位については腫瘍の再発は無かったそうです。


手術不可能と言われていた状態から手術が出来たのだし、そもそも強力な進行癌ゆえ再発は覚悟の上でしたが、タキソテールが奏功するという奇跡を一度経験した父は、奇跡が続くことに少なからず期待があったのだと思います。

病院を出るや否や私に電話で結果を伝えてくれたのですが、その落ち込み様はまるで目に浮かぶように伝わってきました。


その後、父の治療方針が再度検討され、やはりタキソテールの投与が続行されることが決まりました。

そして12月上旬に、約5か月ぶり、9回目のタキソテール投与。

これからも、タキソテールが癌細胞の増殖を抑え続けてくれることを願うのみ!



ちなみに、腫瘍の再発が認められたとは言え、父の体調は特に変わらず好調のようです。

タキソテールの副作用( 主に手足のしびれ )により乗るのを止めていたバイクにまた乗り始めたとのこと。
車通りの少ない時間帯に、時速35キロのノロノロ運転だそうですが。。。

父はバイクに乗って湘南海岸沿いをドライブするのが恰好の趣味だったため、それが再度出来ていると聞いて本当に嬉しい。


そんなこんなで、今年は今のところ何の心配もせず、年賀状の準備も進めています。