祖父母宅へ。 | 父と家族の末期がん闘病記

父と家族の末期がん闘病記

2012年6月末、当時65歳だった父が突然、末期の食道小細胞がんとの診断を受けました。
現実と向かい合うため、父との日々を忘れないための記録ブログです。

10月14日~18日の3泊4日の旅程で、越後湯沢にある母方の祖父母宅に行ってきました車



行きは実家から山中湖-諏訪湖-松本を経由し、父と私で運転を代わる代わる下道をひた走ること約10時間。

キレイな景色を見たり、信州でリンゴを買ったり、楽しい道のりでした。

(朝4時出発だったので、眠かったけど・・・)



父は、本人にとって義実家であるにも関わらず、この祖父母宅が大好き。

祖父母温かく出迎えてくれる居心地の良さは勿論、とにかく自然の恵みに溢れていて、ただそこにいるだけで癒される場所です。


両親は8月にも姉を連れて祖父母宅に来ていたのですが、祖父母もいつ倒れてもおかしくない老齢ということもあり、妹である私も連れ行ってくれることになったのです。

そんな律儀な父の気持ちが、本当にありがたい限り。


父と家族の末期がん闘病記


家の前の池は、なんと祖父が手堀りして作ったもの。


田舎なのでとにかく土地が広く、庭と言うよりももはや公園です(笑)



祖母が父や私のために、自然の恵みたっぷりの田舎のご馳走を振舞ってくれました。


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全て畑で育てた野菜や、自然の田山で採れた山菜たち。


フキノトウのくるみ和え、木の芽、自然薯、黒豆の煮物、なずなのお浸し、糸瓜のなます...etc



山では、山栗拾いを楽しんだり・・・


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長野県の秋山郷をドライブがてら、紅葉狩も楽しむことが出来ました。


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ただ、当初の予定では19日まで滞在する予定だったものの、残念ながら父の体力的に1日早く帰宅することになってしまいました。


父は自力で食事を取る事が出来ているものの、食道は相当塞がってしまっている状況で、食べ物を思うように飲み込めなくなっています。

10月に入って体力の衰えが顕著に表れており、お出掛けした後は決まって横になってしまうほどなので、正直今回が祖父母の顔を見る最後の機会になってしまってもおかしくはありません。。。


帰り道はさすがに関越と東名高速を使い、4時間半ほどで帰宅してきました。




それでも傍目には、まさか父が末期がんとは思えず、祖父母も

 「 この状態であれば、あと数年生きてくれるのではないか?」

という期待を口にし、心底父の一日でも長い健康と延命を願ってくれています。

家族親族、皆同じ想いは変わらず。


そして、明日は2週間ぶりの外来。

私も同行し、主治医とはステント挿入術の相談をする予定です。



無常にも時は刻々過ぎゆき、例外なく父の病状は進行していますが、どうかこのまま穏やかな日常が続いていきますように。。。