父の変化。 | 父と家族の末期がん闘病記

父と家族の末期がん闘病記

2012年6月末、当時65歳だった父が突然、末期の食道小細胞がんとの診断を受けました。
現実と向かい合うため、父との日々を忘れないための記録ブログです。


今月10日に退院して、18日に再入院するまでの1週間のこと。


以下は母から聞いた父の様子です。



父は自らインターネットで自分の病気のことを検索し、自分の余命の短さをある程度悟った様です。

現代は情報社会だから、いくら機械音痴な父でも、いずれはそうやって知ることになるだろうとは思っていたものの、その" いずれ "は意外にもあっという間にやってきてしまいました。


そして、母との会話の中で、

 「 余命は短く考えておいて、1年ないし2年生きることが出来れば嬉しい。 」

 「 余命は受け入れなければ・・・ 」

などと語ったそうです。


退院した翌日には施設に入居している祖母(父の実母)の元に赴き、その後も海や山へと出かけ、その姿は母の目に「 まるで生き急いでいる様 」だと。。。


誰の目で見ても、父は重い病に侵された人間とは思えないほど、毎日活動的に動き回っています。



それを聞くだけで胸が締め付けられる想いなのですが、そんな中でも父が


「 わがままな娘たちのことを心配していたけど、自分の病が発覚してからの言動を知る限り、きちんと育ってくれていた様で、安心した。 」


と言ってくれていることを知り、少なからず心が救われた気持ちになりました。




癌とは不思議な病気で、末期と診断されても、外見的には元気な人とはなんら変わりがありません。

なので私は父の余命が半年程度とは、全く信じることはできないのだけど。


上記発言を聞く限り、父の中では確実に、自覚する" 何か "があるのでしょう。。。



外見からは分からない、そんな父の変化を家族全員でしっかり見守りながら、これからの闘病を二人三脚で支えていかなければなりませんね。


闘病は父一人ではなく、家族全員で!