「ほどほどの解答を連発する力」と「ポテンヒットを連発するちから」は言い回しも意味も似ていると思う。
プロ野球の世界で3割を打てたらまず一流である。4割打てたら神がかり的だ。
10回のうち7回失敗してもよい、という言い回しは耳に優しいレトリックだが殆どの人は8回以上失敗するのである。
ほどほどの解答を連発するというのもそれと似ている。
奇抜な研ぎ澄まされたものである必要はないが、「ほどほどのもの」もポテンヒットを打つほどの難しさはある。
裏打ちされたプラクティスがあってこそいざという時に身体が反応するのだ。
「試験場で他の人たちが思いつく解答を想定出来たらまず合格」というのも当然と言えば当然で、皆相当な訓練を積んできた者たちが思いつく解答が思い浮かべられたら当然合格に近づく。
逆説的に言えば、「これは」という誰も思いつかないような、自分だけに神託があったかのようなフレーズが浮かんでいるうちは、訓練不足なのだ。
昨年の試験中に「このフレーズを思いつく、あるいはこのキーフレーズに気付くとは、今日は相当行けている」という感触のフレーズが連発していた。