新日本プロレスチケット値上げについて。 | おもて梨の心

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Youtubeで新日本プロレスチケット値上げに文句言う方が多い中。

私の意見は。


値上げ大賛成です。


はっきり言って、ここ数年の値段しか知らないのに文句言ってる意味がわかりません。


私は初代タイガーマスクを見に行ってたので、その時の値段に比べたら格段に安い。


1982年、当時の後楽園ホールの特別リングサイド席(前から三列目ぐらい)でも、15000円。

蔵前国技館のマス席中段、1人分が15000円。

当時1ドル250円ぐらいですよ。

ビッグマッチはこれが普通です。


プロレスチケットが安くなったのは、まず全日本プロレスから始まった。

タイガーマスクによる新日本プロレスブームの最中、全日本プロレスはジャイアントサービスとして小中学生の割引きサービスを始め

5000円ぐらいで蔵前国技館のマス席中段で見れたので経済的に助かった。

後楽園ホールも小中学生値段はあったけど、それは今は使われてない2階のバルコニーでの観戦のみだった。


そこそこ高い値段でも、文句言わずに見れたプロレス界だったが。

ある存在が、プロレス界に追い打ちをかけた。

それが。

Kー1とPRIDEの登場だった。


そしてこの2団体が、かつての新日本と全日本のように争いながら協力しあう関係になった。

メディアもプロレスよりも格闘技にシフトチェンジ。

特にフジテレビは両方とも中継していたので、ウハウハ状態。

やがてTBSが軽量級を放送し、しまいには全日本プロレスを中継していた日テレも参加した。

そんな中アントニオ猪木が格闘技界に入り込む様になり、新日本プロレスもおかしくなった。


そしてプロレス暗黒時代が始まった。


新日本プロレスの中継は客が入っていないのを隠すために、両国大会など客席が見えない様にライティングして中継したりした。

その辺あたりから新日本のチケットの値段が安くなる。

2005年ぐらいかな。

2009年にはついに日テレがノアの中継をやめて、エース三沢光晴がリングで事故死。

もう泥沼状態だった。

しかしながら、ハッスルというものがPRIDEから立ち上がったおかげでプロレスらしきものは残っていった。

この時期、ハッスルやDDTは特にエンタメプロレスを強調していったおかげで、プロレスの意識がだんだん変わっていく。

真剣勝負だとか、原理主義的なファンがだんだんプロレス会場からいなくなる。


2010年ぐらいから、様相がかわる。

格闘技界に黒い話題が蔓延して、人気が急降下。

ハッスルも負債で終了。


そこにオカダカズチカの登場とロスインゴとして内藤哲也の帰還。

2015年ぐらいから完全にプロレスが復活し、プ女子などの言葉が生まれた。

新日本プロレスワールドの登場により、世界発信もする様になり再人気。


人気に伴い2018年ぐらいにここでチケット値上げをする。

煩い古参がここで淘汰され新規のファンが来る様になった。


この時の新規のファンが今、古参となって値上げに文句言ってる状況。


だけど40年以上プロレスファンの私から見ると、40年前の値段から大して変わって無い今回の値上げのチケット値段。

今までが安すぎたんだね。

値上げというより値段が昭和に戻っただけ。

何を文句言ってるのでしょうか?


当時小中学生だった自分がお年玉やお小遣いを貯めて見れてるんだから、稼いでる大人が文句言うのはちょっとね…。


そもそもエンタメってお金かかるものだよ。

嫌なら、ファンをやめて、読書とかウォーキングとかのお金のかからない趣味にした方が良いでしょう。