各球団、秋季練習が行われていますが、注目されてるのが巨人の猛練習。
巨人と阪神は練習しないチームと数十年言われ続けています。
笑っちゃうぐらい練習しない球団として有名で、他チームのOBも「ジャイアンツが練習したら怖いんだけどねぇ」と思うらしいです。
そんな巨人が、12球団で1位2位を争うほどの練習量を誇る西武の練習ノルマを大久保氏がさせてる模様。
上記のニュースがTwitterに出た時、巨人ファンの書き込みが笑った。
「こんなの意味あるの」とか。
「緩いスイングで当てたって意味あるの」とか。
意味、意味、意味、意味、だらけ。w
意味の無い練習なんて、この世にありません。そもそも意味が無ければやりません。
大体こう文句つける方って、運動選手として日本代表クラスを経験してない方ですよね。
一応、私は競技は違うけど代表強化選手だったので申しますね。
まず、プロとアマチュアでは競技に対する目的意識が違います。
アマチュアは学生や会社員が本分ですが、彼らプロはその競技で生活をして行くわけです。
プロの世界は、試合に出ない選手は給料泥棒となります。
ですから、全試合に出るための「タフな身体作り」をしないといけません。
今回の場合はタフな身体作りの一環です。
それも器具を使わずナチュラルに身体を動かしながらのトレーニングなので、故障はしにくいです。
意味、意味、っていう人はさぁ、一見優しい様で競技者にとっては悪魔みたいな人なんだよね。w
私が過去に取った、悪い行動を教えましょうか?
私が学生の時、3年生になり下級生を指導しないといけなくなりました。
私はその時、雑用も下級生に一切させないで、練習も緩やかな感じで指導していました。
だから下級生に親しまれ、尊敬されていました。
同級生の人間は、下級生に雑用をさせて、しごきの練習を下級生にさせていました。
もちろんこの同級生は、下級生全員に嫌われてました。
で、ここがポイント。
私がなぜ、下級生にハードな練習をさせなかったか。
下級生の為ではありません。
もし、ハードな練習して鍛えて強くなってしまったら、私のレギュラーが奪われる。
そして雑用を任せると、日頃の恨みで自分の持ち物に嫌がらせをする下級生が必ず出る。
だから、自分の地位を安泰にする為に、過度な練習はさせない。
雑用もさせないから、優しい先輩だと思われ下級生からの信用も厚い。
一石二鳥です。
もちろん自分は、裏で個人練習をして、自分のレベルアップをするので、下級生との実力差は開く一方です。
地位も力も安泰です。
でも、気づく後輩がいるんだよね、強くなりたいと思って練習する子。
それは止めません。自由意志なので付き合ってあげます。(当然その子は強くなりました)
こういう事ですよ、スポーツの世界って。
甘やかすファンがいる限り、その選手は伸びずに遊び呆ける。
そしてレギュラーを取れないまま引退。
優しさって、時に夢を壊す元凶にもなるから怖いよね。
結局、厳しい練習をしている1位2位って、西武と広島でしょ。
だから生え抜きが育ってるんだよね。
生え抜きが出ない出ないって言ってるのは、練習しないからだよ。
何のための練習か?と言ったら、勝つ為。
勝つ為には、技術の向上とタフな身体と鋼のメンタルが必要。
単純明快。
戦わなければ生き残れない。
それが大金が動くプロの世界。
少しは理解して貰えたでしょうか。