朝食をスカパーを見ながらとっている日常。
見ている番組は「クレヨンしんちゃん」「ドラえもん」。
クレヨンしんちゃんのキャラクターは、作者が亡くなられてから変わってしまった。
とんちが効かないというか、言い回しが単純になってしまっていた。
単なるドタバタアニメになっていたなぁ。
でも、一番違和感があったのがドラえもんだった。
ドラえもんの声とかそういうことじゃなくて、キャラ設定がブレブレになっている事だった。
その最たるのが、野比のび太。
昭和のドラえもんでののび太は、勉強や運動も苦手で、内気な性格。家でも大人しい感じの子で、優しい子という感じだった。
それが全く違っていた。
一番重要な「内気な性格」という部分と「優しい子」という感じがなくなっていた。
例えばしずかちゃんに対して、積極的にアプローチしたり「なんで僕の事を好きになってくれないんだ!」と駄々をこねる。
挙げ句の果てにストーカー行為をする。
家では内弁慶。
優しさのかけらもなく、自己顕示欲の塊の子供。
このキャラで良いのか?
「こんなに積極的なら、ドラえもんいらないじゃん!」「自分で解決できるじゃん!」って感じる。
藤本先生がご存命ならこれで良いと思うだろうか?
内気な子でも「勇気」だけは持とうよ。
多分これがメッセージだったと思う。
内気じゃなくなっているとなると、話は変わってしまう。
他のキャラクターで一番いい奴はスネ夫。
相変わらず自慢はするけど、すごく付き合いのいい奴だし、人に優しい。
次に良い奴はジャイアン。
暴力的だけど、面倒見のいい奴。
しずかちゃんは、お姫様気質に変わっていた。
ドラえもんは、大山時代は戒めの言葉があったけど、今のは野放し状態。まるで注意できない大人みたいな。
最低なのが、先にも述べたのび太である。
基本がブレるから物語が成り立たない。
もうちょっと脚本家や演出家は単行本を全巻読んで、基本に立ち返って見直すべきじゃないかな。
一言で言うと「作りが甘い!」それだけです。