日差しも強い4月29日の昼、プロレスの聖地、後楽園ホールにおいてDDTの後楽園大会がおこなわれた。大方のチケットはとっくに売り切れ、会場は超満員だった。
第0試合は樋口和貞選手&梅田公太選手組vs中津良太選手&岩崎孝樹選手組だ。
梅田選手と中津選手のキック合戦に注目したが、両者ともキックの時の軸足の使い方に違いが見られた。
試合は樋口選手が岩崎選手の顎と右足を掴む変型のバックブリーカーで勝利した。
試合後、伊橋剛太選手が乱入してきて伊橋選手の要請によりキング・オブ・ダーク選手権試合が緊急決定、試合は樋口選手が轟天からの踏みつけで勝利した。これにて伊橋選手がタイトル防衛となった(これは負けた方が防衛となる)。
第1試合は坂口征夫選手vs勝俣瞬馬選手だ。勝俣選手が飛び技で善戦するも坂口選手が手堅く左右のハイキックで勝利した。
第2試合はBOYZvs野郎Z最終決着戦でBOYZ軍は大石真翔選手&彰人選手&高尾蒼馬選手&平田一喜選手、野郎Z軍は高木三四郎選手&大鷲透選手&ブラザー・トミー選手&Xの8人タッグマッチだ。Xは大日本プロレスの植木崇行であった。もうこれはお祭りみたいな事になって会場は大いに盛り上がったが、試合は高木選手が平田選手をシットダウン・ひまわりボムで仕留めて勝利した。
第3試合はアントーニオ本多選手&竹下幸之介選手vsKUDO選手&マサ高梨選手のタッグマッチだ。
竹下選手の動きの良さが際立っていた。本当にこの選手は棚橋選手などが及ばないくらいの身体能力を持っている。あの動きであれば今後も大きな怪我など無いんでは無いだろうか。
試合はKUDO選手がバズソーキックで本多選手に勝利した。これで本多選手が持っていたいつでもどこでも挑戦権がKUDOに移動した。
第4試合はいつでもどこでも挑戦権争奪バトルロイヤルだ。天井から吊されたいつでもどこでも挑戦権を取れば勝ちとなる。
福田洋選手、男色人生選手、星誕期選手、ヤス・ウラノ選手、MIKAMI選手、佐々木大輔選手、DJ ニラ選手、宮武俊選手、赤井沙希選手らによるバトルロイヤルである。男色選手は大笑いだ。本家さながらにロープ渡りなどするが足元がガクガクしていてコミカルだ。試合はDJ ニラ選手が丸め込みでフォール勝ちしいつどこ挑戦権を奪取、さらに佐々木選手はいつどこ挑戦権を二つも取得した。
セミファイナルはKO-Dタッグ選手権試合。第51代王者組の大日本プロレスの関本大介選手&岡林裕二選手組vs石井慧介選手&入江茂弘選手組だ。
石井選手のリング ミュージック「斬蹴桜」が場内に響くと盛り上がる。続いて大日本プロレスのテーマ曲「CROWN OF WINNER」が流れ場内はいやが故にも湧いてゆく。これほどまでに音楽が試合を盛り上げるのである。
試合は激しい攻防の末、関本選手がぶっこ抜きジャーマンで粘る石井から3カウントを奪い勝利した。
DDTの虎の子のベルトは取り返せなかったものの、これはこの日のベストバウトだろう。
メインイベントはKO-D無差別級選手権試合で、第49代王者の飯伏幸太選手 vs HARASHIMA選手だ。
アメリカではとっくにパイルドライバーが禁止になってるらしいが、この二人にかかってはもっとキワドイ技の連続である。試合は飯伏選手の側頭部にスワンダイブ式蒼魔刀をみまってHARASHIMA選手が勝利し、ベルトの奪還に成功した。
HARASHIMA選手はグラップリングルールの試合で勝っていたり、その力は凄まじい。
自分が長い間プロレスから距離を置いていてまた戻って来たのは、テレビで飯伏幸太の試合を観たのがキッカケだ。それは新日本プロレスでおこなわれた、飯伏幸太 対 リコシェ戦である。そのくらい衝撃的な試合だった。飯伏選手はこれから先、あれを超える試合が出来るのだろうか?いや、恐らく我々の想像をかる~く超えてくるに違い無い。
飯伏幸太の本質を知るには結局、DDTを観るしかないだろう。
さて、次回DDTはどんな祭りを魅せてくれるのだろうか。


