久々の虎姫一座の観劇である。1年ぶりくらいだろうか。
今回は菊龍師匠と落語並びに芸能に強い加藤カチントさんとご一緒させていただいた。

浅草六区のドン・キホーテの7階にあるアミューズ カフェ シアターに着くとまずは腹ごしらえ。フィレカツ プレートのようなものをいただいた。とても美味しゅうございました。
アミューズ カフェ シアターは虎姫一座のメンバー自らが調理したりサーブしてくれるのだが、前回と違ってメンバーが積極的に話かけてくれとてもいい印象だった。
しかしながら去年も書いたと思うが客席に目をやれば客層は明らかに昔とは違う。Tシャツなど着てるのは自分とあと1人くらいだったろうか。ちょいと気軽に来れる値段じゃなくなっているからだろう。
客層にはアミューズの大里会長の姿もみえた。

今回のショーは幾つかのエレメントからなっていた。
さて、最初は1961年制作の映画ウェストサイドストーリーからレナード バーンスタイン作曲の「クール(リフとジェッツ)」からスタートだ。よく足が上がるもんだと感心した。

続いてはハナ肇とクレージー キャッツのメドレーだ。当時の世相などの紹介から無責任男などの楽曲に入ってゆく。やっぱ「ハイそれまでよ」がいい。あなただけが…と入っていって フザケやがってと転調するのがたまらない。

次は当時流行った曲だ。結構知らない曲があった。

舞台が暗転すると着物姿のあゆみちゃんと、あきらとゆうき君によるお馴染み「牛深ハイヤ節」だ。そしてあきらとゆうき君による和太鼓でお中入りとなる。今回はターンテーブル上でのパフォーマンスなのであらゆる角度から演奏が観れてお客さんも満足しているようだった。

中入り後は「日曜洋画劇場」から洋画ミュージックのメドレーだ。
久々に007「ロシアから愛をこめて」を聴いたが懐かしい。あらためていい曲だとおもった。

続いては「夢で逢いましょう」と「シャボン玉 ホリデー」からのメドレーだ。これも結構知らない曲があった。

続いては「ザ ピーナッツ」のメドレーだ。「Lovers come back to me」は昔のようにあきら君のドラム、ゆうき君のベースが無くなり迫力は無くなったものの盛り上がりどころだ。

最後は当時「夢で逢いましょう」などと対抗すべく当時350坪と、東洋で1番大きなスタジオだったNHKのスタジオ101で制作された「ステージ101」から中村八大が作った「涙をこえて」でフィナーレとなった。場内全員で合唱だ。

最後にメンバーの挨拶の中でアビちゃんも行っていたが、アクロバット ダンスよりも実は最後の「涙をこえて」の直立で体を上下させてビートを刻む動きが地味で疲れるとの事だった。

今回のショーの構成はいいと思うが、沢山詰め込み過ぎている感じはした。昔はもう少し絞り込まれていたがここまで多岐に及ぶのは内容を絞り込む怖さからきているんだろうとおもう。広くしておけばどこかしらお客さんにひっかかるだろうという事なんだろうと推測する。
そのせいでショーのテンポが速くなっている。寸劇などは省かれた。
まあ、60年代を突っ走るというのだからいいんだろう。なにも歩こうってんじゃないんだから看板に偽りありとはならない。

でも個人的にいうと、宮川奏の楽曲をじっくりと聴きたかった。とりわけ「銀色の道」が無かったのは残念だ。

しかしメンバー全員汗だくで、あゆみちゃんなどは脱げたハイヒールを拾いながら袖にはけてゆくという凄まじい舞台だった。

虎姫は相も変わらず元気いっぱいだったわけだ。