今まで使っていた仕事用の鞄が壊れたので新しい鞄を買った。おフランス製の鞄は意外にも短命に終わってしまった。
その前は無印良品の小ぶりなものを使っていたが、ファスナーや仕切りが多すぎて買って直ぐに免許証やクレジットカードが入った財布が鞄の中のエアポケットのような隙間に隠れてしまい見つからず、とうとうカードは止める、免許証は再交付するという大騒ぎになった思い出がある。

今回買った鞄はエース社製の「エースジーン EVL2.0」である。近くのアウトレットモールで買ったので40% offだった。
今回はシンプルであること、小ぶりであること、丈夫で使いやすい事を重視した。ポケット、仕切り、ファスナーは少ないくらいが使いやすい。またA4サイズのファイルが入り、週刊プロレスがしっかり収まる範囲で小ぶりなほうがいい。そのくらいのサイズだと会社の机の引き出しに入るからである。


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エース株式会社は旅行用スーツケースで有名なサムソナイト コーポレーションとライセンス契約を結んでいて、40年もの長きに渡りサムソナイトの製品を造り続けてきた歴史がある。つまり我々がサムソナイトのスーツケースと思っていたものはエース社の製品だったわけだ。1970年代に大流行したマジソン バックも同社のものである。
現在では、あの有名なゼロハリバートンを買収し、ゼロハリのポリカーボネート製のスーツケースは同社の赤平工場で作られている。

さて今回買った「エースジーン EVL2.0」であるが、結論から言うと自分にはピッタリだ。
まず手に取ってわかるのは把手が掴みやすい。これは左右の長さを微妙に変えてあってうまく重なるようになっていること。また、把手の上と下とでクッション材の硬さを変えてあるところにある。ファスナーは耐摩耗に優れたものを使用し、縫い付け部分に裏地を付けてほつれを防いでいる。各部縫製はスリップ防止の為に二重縫製としている。
この手のショルダー ストラップを使う鞄で最も破損しやすいのが鞄本体との接続金具だと思うが、この部分を部分的にプラスチックをコーティングして摩耗を防いでいる。ストラップのショルダー パッド部は滑り難い形状にしてありDかんを使用しておりパッドの肩への追従性を高めており、どんなに動いても肩に掛けたストラップが滑り落ちる事は無い。


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これら地味な努力ではあるが鞄を知り尽くしたメーカーが造るものは実にストレスを感じない。

きっとこの鞄、ヒジネス シーンで持ち主の足を引っ張る事は無いと思う。たかが鞄、されど鞄、ホンモノとはこういうことだと言っているようである。
それはあたかも刀の外見の装飾を重視した西洋の刀に対する、刀身にもきっちり魂を注いだ日本刀のようにも見える。


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