遅い夏休みの初日に今公開中の映画「HERO」を観た。

この映画、お馴染みキムタク主演のテレビ シリーズの劇場版で、よっぽど評判が良かったのか今だにテレビ版、映画版が作り続けられている。

話はとある大使館の裏でおこった交通事故から始まる。話の中での報告で、現場は港区元麻布X丁目のネウストリア大使館裏の路上…とあってびっくりした。お袋の実家があった地名が出てきたからだ。ネウストリアという架空の国は明らかにオーストリアであり、その国旗は赤白のオーストリア国旗とその国章を合わせてアレンジを加えたものであるのが一目でわかった。確かにあのあたりにはオーストリア公使館がある。あのあたりを知ってる者か、あるいは入念なロケハンによるものだろうか。ともかく導入部ですでに引き寄せられた。オーストリアにも行ったことがあるが、ネウストリア人が1日にデカイソーセージを7本は食うというエピソードに笑ってしまった。こういう設定は良く出来ている。

HEROという作品自体、日本の検察の話であり、劇場版を作るにあたり、いかに劇場版に見合うスケール感を出すかに苦心したんだろうが、そうなると国をまたぐ国際犯罪となり、最後のあのシーンをくっ付けたんだろう。
ここ最近のHEROを観ているとこういう巨大な敵との対決となっているが、もう少し捻ってもいいかもしれない。
もはやハリウッドは(もうアメリカ映画イコール ハリウッドじゃ無いんだが)善と悪が混沌としているような相手との戦いというようにシフトして来ているが、本作も大使館イコール悪というようには描かれていないが、一人の人間の中に善と悪があるとしてるわけでは無いので深みは感じられない。

但し、キャラクターがそれぞれ強烈な個性を放っているので充分楽しめるし、このシリーズハズレが無いことは皆知っているので観客は安心して劇場に足を運ぶ事が出来るだろう。

昨日、横浜のベビースター ランドに行き恐らく発売当初の昔バージョンのベビースターを食べたが実にシンプルな駄菓子の味で、最近のベビースターが知らぬ間にこんなにも手の込んだ味になっていた事に驚いた。

HEROもお客にはわからないように実は着実に変化を遂げているように思った。